記事内に広告を含む場合があります。
PR

ファーザースチュー 闘い続けた男 感想・ネタバレ やろうと決めたらとことんやる子なの

Father Stu, the man who kept fighting. 洋画

鈴林です。

2022の映画で「最新!」というわけではないんだけれども、吹替版はネットフリックスにしかないっぽい。

ネトフリ以外でも配信はされてるけど、全部字幕しかないみたいなんだよね~。

キリスト教カトリックへの理解が浅くても楽しめる映画だと思う。

キリスト教っていうと、神父だか牧師だかが少年に手を出しまくっていたクソみたいな奴が多い…という印象が強いんだよな…w

スポンサーリンク

ファーザースチュー 闘い続けた男

神 降臨

いやマジで降臨してたわ。

後光を背負って空から降ってきた…とかではなく、バーでスチューの隣に座って水飲みながら雑談っぽくしつつも大事なことを教えてくれる存在…って感じで出てきた。

ウェーブがかった長髪にヒゲも生えてて細身長身で…という見た目だから

鈴林
鈴林

おいおいイエス・キリストか?

いやいやまさか…w

と思ってたらホントにイエス・キリストだったっぽい。

スチュアート・ロング自身が「神に会った」と言っているのか、映画ならではの表現なのかは調べてなくてわからないけど…

こういう「途中から目覚めた」人って神様と出会ったって言うパターン多い気がする。

そういう経験があるからこそ「目覚める」んだろうけれども。

マリア様も出てくるし、「じゃあスチューが事故に遭わないようにしてくれよ」とか「病気治してやってよ」とかも思うけど…なんかこの映画見てたら

「神様でも干渉できることとできないことがあるのかもな」

とか思えてくるわ。

やろうと決めたらとことんやる子なの

スチューのお母さんの言うこと、マジでその通りだった。

アマチュアながらもボクシングで勝ち越してて、病気? がみつかりボクシングができなくなったときは俳優への道へ。

この俳優への道も、ガンガン進んでて…見習わなきゃなと思わされたわ。

スーパーで働きつつ客にも同僚にも「映画関係者に知り合いはいる?」って言いまくってて

鈴林
鈴林

ぐいぐい行き過ぎててウザいじゃんww

と思ってたけど…確かに「やりたいこと」をやりたいんだったらあれくらいの気持ちは必要だよな。

自分の「目標」というかやりたいことへ一直線だからこそ、見栄とか体裁とか一切気にしてない感じが「素直」なんだなと思えた。

「奉仕しろよ」って言われた時はしゃぶっちゃうのかと思ったけど、全然そんなことなくてよかったw

男にしゃぶられたいあのおやじの気持ちがわからん…しゃぶってくれたら誰でもええんか!?!?

自分を安売りすることもなく、エキストラにもちゃんと呼ばれてたみたいだし、CMの仕事もあってお金もある程度もらってたっぽいし…スチューすげぇよ。

カルメンと出会ってからはその「素直さ」がカルメンへと一直線で、イエス・キリストと出会った後は「神の教え」に一直線になっていくところが…ブレない。

人としての根幹というか大事な部分がスチューはずっとブレてなかった。

あと弟をずっと大事にしているのも泣ける。

両親は弟のスティーヴに期待してて、自分は期待されてなかった。

スティーヴを恨んでも良いのに、そんなこともなく誕生日を祝ったり、お墓の前で話しかけてくれたりもして…良い兄さんすぎる。

カルメンがスチューのお母さんに「あなたたちが死んだ弟にかまけてこの人を認めなかったから」って傷をえぐっていくセリフ言うのは笑ったw

正しいからこその攻撃力!!

神は全てを観ている

スチューが事故に遭うだけでなく、ある日突然足が動かなくなった? と思ったらALSみたいな病気になっていることがわかり、いずれ立つこともできないし死んでしまうことがわかってしまう。

病気のことがあるせいか、ずっと相容れないと思われていた父親とも和解して、司祭になれて…と聞くと

「あ~そういう話あるよね」

ってなるんだけど、そう簡単だと思わせないところがこの映画の良いところだと思うわ。

カルメンと結婚するのが良い終わり方だったかもしれないけど、まさかカルメンよりも神を取るとは…!!

ってか神父って結婚できないの!?

坊さんは結婚できるのに!? 宗教違うからってそんなに違うんだ…とカルチャーショック。

シスターは結婚できないっての知ってたけど、男はできるもんだと思ってた。だからずるいなって思ってたw

ダメなんだ…というかセックスもダメなんや…。

カルメンが言ってた「彼氏の話する?」ってのは嘘だったんだな…。良かった。

ビルと和解なんてできなさそうって思ってたけど、スチューもビルもなんだかんだ和解したいと思っていたから和解できた気がする。

ビルはスチューのボクシングの試合見てたようだし、スチューもビルがどこで働いているかすぐにわかるくらいには父親のこと調べてたみたいだし。

スチューの病気さえ治れば…良かったのにね……!

すっごい言い方悪いけど「先が長くない」からこそ感じる…「今だけ感」というか…得られる喜び……? みたいなものってあるよね…。

しかしそれでも病気が治る奇跡さえ起これば…。

神がスチューを見捨てた、とかじゃなく神がスチューを傍に呼んだからこそ病気がみつかり死が早まったのか…? とか考えてしまった。

是非またイエス・キリストに会ったら「貧相じゃなかったら殴ってる」とか言って欲しい。

良い友達は宝!!!

黒人のハム!!! 良いやつすぎる!!!!

カルメンを追いかけて教会に行った日に出会ったハム、こんなに長い付き合いになると思ってなかったしマジで良い友達だった。

スチューのことを何度も励ましてくれるし、相談乗ってくれるし良いやつすぎん!?

カルメンと一緒にカラオケ? するよう促してくれた感もあったし、ずっとハムは良いやつだったよ。

「スチューの奴、ここに来る前に付き合ってた女とまだつながってるかもしれません」って密告したジェイコブも、ラストはスチューに「君に嫉妬してた」って認めてくれるし。

なんか…「相手はもうすぐ死んじゃうんだ」って思うと…なんでも話せる感じ…出るよね。

罪もそりゃ告白したくなるわ。

ジェイコブが密告したな、と思った後のスチュー、妄想でぶん殴るので終わらせてて偉いと思ったよ。

すごい。

司祭学校の校長? みたいな人に「密告はユダへの道だ」って脅しかけてたのも笑った。

まさか司祭学校のトップっぽい人に言う言葉ではないwww

でも言っていることは合っている!!!w

見せ方が違うだけで人としての在り方は同じ

スチューは素直、というのと言い方似てるけど…スチュアート・ロングという人間が一貫している感じがとても好き。

ボクシングに向いているのか、俳優に向いているのか、カルメンなのか、キリスト教という教えなのかは違うけれどもスチューはずっと諦めずに、他人の目を気にせずに進み続けていたように思う。

ラスト付近であのお父さんに励まされるところは熱いよね。

一番嫌いだった人の言葉も受け入れるくらいに弱っていた、とも言えるし

スチューにとってビルという父親は「一番嫌い」でもなくなっている…とも言える。

やりたいこと、というか達成したいことのためには諦めないことって重要なんだな…とか思わされたわ。

でも…正直スチューの説教? の意味がわからない時は多かったw

これはネトフリで観られるやつ!

ネットフリックスで配信されてるやつだから観たいなら入るしかない。

広告が流れるスタンダードプランというのがあるのはびっくりした。

広告いらないので私は990円のプラン。(値段は2023年時点)

登録したての時には表示されてないのがちょっとずるいw

ネットフリックスへ

コメント

タイトルとURLをコピーしました