鈴林です。
雨が降りまくる中観てきたぜ。
同じように「雨の中でも観に行く」という猛者しか映画館に集まってなかったから、エンドクレジットで誰も立たなかった。
とても良い映画だった…観てよかった!
また今年も年末にやって欲しいわ。
岸辺露伴 ルーヴルへ行く
ルーヴル行かないかと思った
観る前に前情報をほぼ入れないで行く派なんだけど、映画始まってすぐにルーヴル行くものかと思ってたらなかなか行かなかった。
ルーヴル行くまでが結構あったから
このままルーヴル行かずに終わる?
いや行ったとしてもほんの少しとか??
と観ていて不安になったがちゃんとルーヴルに行った。
あとルーヴルでかけてたサングラス。
あれ似合う人存在したの!?
ええ…もう岸辺露伴ってか高橋一生がすごいよ。
この岸辺露伴が
これまでの「岸辺露伴は動かない」にもあったけど、映画にもちゃんと「岸辺露伴が持つ能力について」の説明がさらっとあったの良いわ。
ドラマと映画で大きく違うところが無い映画だった。
ドラマの延長線上…のようにも感じるし、無理に規模大きくしようとしてる感じが無くてとても良い。
「こばいや」って「故買屋」って書くんだ。知らなかった。
夜10時にあんな店に行ってあんな話するってもう…狙ってるんだよなw
岸辺露伴が言ってた「僕は書いた覚えが無い」って言ってたサインは、盗まれた「美術品」としてあそこにあったのかな?
故買屋の親子? にヘヴンズドアー仕掛けた時、あんなに暗い中でよく読めるなぁ、とどうでもいいことを考えてしまったよ。
岸辺露伴は「本物」を描くことへの探究心というか好奇心とか完璧を求める気持ちが強いな。
故買屋がわかりやすく岸辺露伴の地雷踏んでくれたおかげで、序盤の能力紹介シーンができたよ。
お前らの犠牲は意味があるものだった!w
襲われやすすぎる岸辺邸
真っ黒な絵を競り落とすためにオークションに参加する岸辺露伴も良かった。
マジで似合うな。
泉ちゃんがわからないなりに色々やっているのが微笑ましい。
「落札します!」という意思表示に使う札のこと「パドル」って呼ぶの初めて知った。
泉ちゃんが「ペダル!」って間違ってくれるおかげで、視聴者は岸辺露伴から知識を引き出せるよありがとう。
あの黒い絵を欲しがる奴って意味わかんねーよ、と思ってたけど岸辺露伴と競り合ってた奴らの目的は絵の裏にあったってことだよね。
岸辺露伴も泉ちゃんも競り合う中でヒートアップしていってて面白かったw
「あの絵に対してそこまでの価値を感じている」とかではなく、「負けない」という思いであそこまでやるのマジで岸辺露伴だわ。
子どもだって負かすからな!!
競り合ってる最中の岸辺露伴の顔が面白いシーンだったわ。
絵を持ち帰ってから、男が突然本にされていたけど…あれは家に来る道の途中? にヘヴンズドアーの罠を仕掛けておいたということなの?
ヘヴンズドアーの絵は空中に描けるし、そのままにしておくことも可能…なのかな?
藪箱法師の時もファンの子に入られてたけど、また人に侵入されててちょっと面白かったw
ドアも窓も開けたり閉めたり気にして無さそうだし、侵入しやすい家なのかな。
犬のバキンは登場しなかったけど、鳴き声で存在をアピールしてて良き。
人の欲望とかあるんだね
これ藪箱法師の時も思ったんだけど、岸辺露伴も女の人…好きになるんだね…。
岸辺家が代々続いている由緒ある家っぽいのもなんか驚かないし、おばあちゃんが独特な雰囲気なのも「っぽいわ」って思うけど…
奈々瀬に対して「僕があなたの恐怖を全て取り去ってあげたい」だったか「あなたを守りたい」って感じのことを言っててびっくりしたわ。
薄暗い和室に美人の女性と男の子が2人きりってもうエロくない!?
ここから”始まって”しまうAVとか絶対あるじゃん!!
始まらないけどね!!!
とか思いながら観ていたけれども、岸辺露伴がホントに奈々瀬のこと好き? になってて驚いた。
奈々瀬のことをスケッチしていて、いなくなったら追いかけてしまう…というところらへんはまぁ理解できた。
編集者に言われた言葉に対してムカつきつつも「向こうも一応はプロ」って認めてるのも、今の岸辺露伴には無いものを感じる。
売れていない自分のことを「まだまだだ」とか思ってたりもしたんだろうな。
「あなたの絵を見せて」からのあの薄暗い和室のシーンになって、エロい雰囲気だなって思ってたら
「絶対的な黒で描かれた絵」の話になってエロさ吹っ飛んだわ。
その後奈々瀬いなくなっちゃうし。
あの岸辺露伴が足音がしただけで「奈々瀬か!?」って見に行っちゃうくらいになってるし。
んで部屋にいるのをみつけたら、なんか抱き合っちゃうじゃん!!
え!? この後童貞卒業!?
っていうか岸辺露伴、奈々瀬のことめっちゃ好きじゃん!!!
と観ていてあわあわしたわ。
その後は原稿切られちゃうし、奈々瀬の情緒が乱れに乱れてもうそれどころじゃなくなったね。
岸辺露伴には鈴美という存在もいたけれども、こうもはっきりと描かれるのは意外だった。
人だったか……!!w
絶対的な黒が映すものは過去
あの真っ黒な羽を持つ鳥、すげ~~~~~!
写真の画質良いだろうに、羽が全然見えない。ただの黒に見えたわ。
「絶対的な黒」は光も通さず吸収するから見ることはできない、という説明のために出てきたんだろうけど色ってすごいんだな。
絶対的な黒、の元になったのは神木の樹液で…元が神木だから不思議な力が宿ってる…ということで良いのかな。
いやいやもう…奈々瀬の過去まであんなに描いてくれてわかりやすかったわ。
山村仁左衛門、顔が岸辺露伴と一緒なの良い~~~~~!
高橋一生が侍の恰好してるのなんかテンション上がったわ。
おんな城主直虎を思い出した。
山村仁左衛門、良い人そうだけど
神木切って殺されるんでしょ…?
いつ狂いだすんや…。
と思ってたら、弟に謀られてたのか。
自分が家を継ぐかと思ったのにそうならないのは確かに腹が立つけれども…でもこの時代なら…とかもやもやした。
恋愛結婚じゃないだろうに、奈々瀬も仁左衛門もあそこまでお互いを大事にできるの最高じゃん。
奉行所の人に奈々瀬が散々ぶたれた後の、仁左衛門の「おのれ…」が憎しみ出まくってて怒り爆発って感じがしててとっっっっっても良かった。
取り押さえられてたのに1人で逆転して奉行所の人殺すとか仁左衛門強すぎたわ。
神木を斬りまくってたのは…どうしてかわからなかったけれども。
「神木を傷つけたと言われるならば、真実にしてやろう!」とか
「お前のせいで!」みたいな気持ちだったんだろうか。
そして奈々瀬を肩に乗せたまま描き上げたっぽいあの絵の圧がすごい。
スクリーンいっぱいに映し出されたのこわかったわ。
観ているだけなのに止まってしまった。
「絶対的な黒が映しだすのは過去。そして見た人の罪や後悔」
だっけ。
先祖の罪まで映し出すのはさぁ~~~~! もうどうしたらいいんだよ。
ジャックだっけ? 甲冑の騎士に襲われる「幻覚」見てたけど、先祖の罪って~~~~!!
そりゃ血の流れからは逃れられないけど、先祖の罪まで面倒見切れませんてーーー!!!
モリス・ルブランを使って名画を外部に売り払うあの悪事に関わっていた面子がZ-13倉庫にほぼほぼ来てたのは偶然じゃないんだろうな。
消防士の1人はモリスに関連が無いおじいさん? 関連の火事で死んでてもうよくわからんかった。
でもお前の火のおかげであの倉庫がだいぶ見やすくなったよ。
絵を見たことで銃で撃たれた消防士は、先祖? の罪…で死んでしまったのかな?
「どうして軍人がいるんだ!」的なこと言ってたし、戦争中の何かかな。
過去の回想で、古物商の人が死んじゃったのも絵を見てしまったからだったんだろうな。
先祖か…後悔?
岸辺露伴の過去の罪・もしくは後悔って何かと思ったら、山村仁左衛門出てきちゃうの意外だった。
岸辺露伴に後悔とかは無いだろうけど、
知らない内の罪とかはありそう…
と思ってたけど先祖関連で来たか。
奈々瀬に関わる血筋だから? それともヘヴンズドアーを持っているから仁左衛門が出てきたのかはわからないけど、奈々瀬が出てきてくれたおかげでなんとかなってラッキー。
ヘヴンズドアーって自分にもかけられるんだ、と思ったけど「あ、だからフランス語も話せるのか」となり謎に納得した。
記憶全部消しちゃったらもうこれからどうするの!?
無理くない!?!?
と思ったら、消す前にちゃんと手の甲に「顔に書いてある文字をぬぐう」とかなんとか書いてて抜け目なかったわ。
泉ちゃん最強説
泉ちゃんが最強じゃない?
これまでの話も含め、泉ちゃんは「不思議な出来事」とか「人の力ではどうにもできないもの」に対してだいぶ強いと思う。
絶対的な黒で描かれたあの絵を見ても「きれいな女性でしたね」という感想が出るだけで終わるって……すごいって!!!
先祖の罪も後悔も出てきてなかったってことでしょ??
気にしてないだけとかなの??
泉ちゃんが強くてさすがだったよ。
泉ちゃんはスタンドとか使わずにそのままでいてくれ。
いつも通りの感じで終わる
奈々瀬のところに会いに行った時、てっきり
「露伴せんせ~~~~!」
って聞こえてきちゃうかと思ったけど、聞こえなかった。
1人で行ってたのか。
また何とも言えない雰囲気になったけど、「忘れない」って言ってるのはなんか…普通というかまともな気配を感じた。
たまに「他の人と同じよう」なことするのも、リアリティある。
これまでのドラマみたく、泉ちゃんが無理やり追い出されて「もーーー!」って終わるのも、エンドクレジット流れてる時に後ろの映像止まってないのも良かった。
EDの歌のあのラストの高音? あれ人の声なの? ってくらい長かったなw
画像引用元:https://kishiberohan-movie.asmik-ace.co.jp/、映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」公式ツイッター
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