鈴林です。
録画はできなかったからNHK+で観た。
ありがとうNHK…! 受信料払っててよかったぜ。
ツイッターで色々書かれてたから断片的には知っていた…つもりだったけど、これは全部観て本当に良かった。
キン肉マンの作者じゃないけど、映画をまとめて観たりして…一瞬で消費してしまって申し訳ないな…という気持ちになった…w
プロフェッショナル 庵野秀明スペシャル
なんで庵野監督についていくんだろう
前半はずっと「なんで庵野監督と仕事をしたい」と思うんだろう、と思っていた。
これまでとは違ったアニメのつくり方をしたい、と言って絵コンテは描かないし他の人にわかるようにこれからの展開を説明したりしないし…。
考えて渡しても「わからない」と言うばかりだし。
嫌にならないのかな…と思っていた。
http://www6.nhk.or.jp/anime/topics/detail.html?i=10318
でもそれはあたしが「庵野秀明」という個人を知らないからなのかもしれない。
あそこで働いている人たちは、自分が考えて出したものを「わからない」と返されても後々笑いのネタにできる人たちなのかな。
庵野秀明という人を知っている…というか「こういう人だよな」というのがわかっている。
嘘をついているわけでも、嫌がらせで言われているわけでもなく「本当にわからない」からそう言っているだけだ…というのがみんなわかっているのだろうか。
シンジと似ているしゲンドウとも似ている
庵野秀明を殺すスレッド立てた人も書き込んだ人も、もう今では自分がそんなことしたなんて覚えてないんだろうな。
この番組を見たかもわからないけど、観ていたとしたら「ひどいことする奴がいるもんだ」とか思ってそうだわ。
http://www6.nhk.or.jp/anime/topics/detail.html?i=10318
他のスタッフさん達と一緒にいるときに感じたけど、積極的に話に参加する方ではないんだよね。
そして話を聞いているかどうかよくわからない。渡されたものも見ているのかわからない。
でも話は聞いているし見ている…んだと思う。
「聞いている」「見ている」が他の人にわかりやすく表現されていないだけで、庵野さん的には表現しているんじゃないだろうか。
木村花さんのことでもそうだけど、どんなに強そうな人でも「自分の死を願う言葉」って受け止めることができずに壊れてしまうんだな。
たぶん2ちゃんか何かを見ていたんだろうけど…面白いものを作って世の中のため・ファンのためになるためにって思ってたのにその「~のために」の対象から死を願われてしまった。
これまで何をしてきたんだろう…って揺らぐよなぁ…。
Qで目覚めた時のシンジ君は、スレッドをみつけた時の監督の気持ちに近しいものが…あったりとか…?
カヲル君の最期を観てしまった後のシンジ君は第3村に行っても相変わらず無気力で何もできなくて、そしてアスカにレーションを無理やり食わされた後に家出をする。
第3村でのシンジは、生きていたくないけど死にたくもない。だって死ぬのは痛いから嫌だったんだと思う。
シンジは消えてしまいたかった。
庵野監督も同じことを思っていたからこそ生まれたシーンだったんだ。
自殺をやめた、という話をしている時にそう感じた。
どのキャラクターとも似ている部分はある…かもしれないけど、ゲンドウとの共通点もある…よね。
というかゲンドウの大学生頃の見た目が、庵野さんの若い時のどっかの姿に似てるんだよな……。
「人と接したくなかった」というゲンドウの若い頃と近しいものがあったんじゃないだろうか。
というかゲンドウと似ていなかったら、ラスト辺りのシーンなんて…描けないと…思うんだよなぁ…。
命をかけて作品をつくる
ツイッターでも言われてたけど、始まった瞬間にNHKの愚痴から始まるんだねw
確かにこれは笑うわw でもドキュメンタリーをやってくれたおかげで私は楽しめました。ありがとう。
途中でも「雨撮ってきた方が良いよ。インサートに使えるでしょ」って番組のことまで心配? して色々言ってくるし、このドキュメンタリーも作品になろうとしていたw
ちょくちょく猫を映すのが良い。もっと映して欲しかったわーw
あたしは「ずっと待ってる」派のファンだったんだけど、それも重荷だったのかぁ…。なんだか申し訳ない気持ちになる。
一番庵野さんのためになる? のは「興味を抱かない」だったのだろうか。よくわからない。
スケジュールに遅れそうでも他のスタッフが「最後なんだから後悔がないようにしないと」って言ってくれてるのがすごいと思った。
誰も庵野秀明を急かさない。
これが他の現場だったらガンガン急かされてたんじゃないだろうか。でもそうしない。
みんな優しい…というかスタッフさんみんなが「ちゃんと完成させよう」と思っているからこそ、急かさないのかな。
ファンとしてはどれだけでも待つつもりだったから、延長が決まっても「そっかーーw 待ってる!」という気持ち…だったはずw
作品を作り上げるのにどうしてあそこまで命をかけるんだろう。
他に自分が世の中に役に立てることがないって言いきっているのがすごい。シンジ君もそんなこと言ってたな。その時のシンジ君に近い心情なのか…?
というか大前提として「世の中の役に立つ」というのがあるのが偉いというか、すごいと思う。
世の中の役に立とうと思って生きて、ちゃんと役に立ってる。目的を達成している。
達成できる人の方が少ないと思うのに…。
庵野秀明を知る他の人からのコメントを聞いても、底知れない人…というか他の人とはこだわりを持つところが違っていて、こだわるととても深い…? というのはなんとなくわかった。
自分の外にあるもので表現したい
すごいこと言う人だと思った。普段からそういうこと考えてるから、あの言葉がすっと出てくるんだろうけど…まさにクリエイターだ。
自分の頭の中にあるものを作っても、それは面白くはない。
きれいなものも、面白くはない。きれいなだけ。
自分の中にあるものを外に出して、自分の外にあるもので表現する…。
よくわからないけどすげーよ。
考えたことがなかった。自分の中にあるものを外に出して、それがどう受け止められるか…ということしか考えたことがない。
自分の外も使って、表現をしようとするなんて…すごいわ。
http://www6.nhk.or.jp/anime/topics/detail.html?i=10318
何を作るかにもよるけど、そんな方法もあるんだな。
そして表現するために、みつける道を定めずにわからないなりに色々突き進んでみる。
人にやってもらって、やりたくなったら自分でもやる。
命令されるのでも気を使ってやるのでもなく「こうかな?」と自分が思ったらやる…。
安野モヨコさんの言うように、何かを作るのが本当に好きなんだな。
好き、というか何かを作ることで他人と関わりをすることが…好き…なのかな?
何か映像作品を作るときは、誰かの力を借りないといけない。
自分で考え誰かの力を得て考え…そして作る。それが好きなのかなぁ。
庵野監督は、人間が嫌いで人間が好きって感じがする。
好きな時と嫌いな時があって、時と場合によってそれは変わるけど…結局好きになるのかな。
ありがとうございました。
エヴァファンがエヴァを見ている時の映像がちょくちょくあったけど、みんなカメラなんか気にしないで集中してエヴァ見ててかわいかった。
庵野さんはエヴァに「思い入れはない」って言うけど、使う単語が違うだけで似たようなものは持ってると思うんだけどなー。
自分の感想でも書いたけど、本当にエヴァが完結すると思ってなかった。
だからこそ観られて本当に良かったし、これまで待っていてよかったとも思った。
エヴァが観られず亡くなった人もいるけど、それについて庵野さんは「申し訳ないな」と思ってるんだろうな。
このドキュメンタリーも「やはり完成しなかった…」で締めくくられなくてよかったw
ラストの「プロフェッショナルという言葉が嫌い」は笑ったw なぜそれを最後のシーンに使ったんだろうw
見ごたえがあるドキュメンタリーだった。
ありがとうエヴァンゲリオン。
たまに復活しても良いんだよw
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いやいやどんだけ加入するんだよw
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