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相棒1 4話「下着泥棒と生きていた死体 」感想・ネタバレ 正義を為すには覚悟が必要になる

相棒1_R 相棒

鈴林です。相棒の最新話を見た後に相棒のシーズン1を観るのも乙な物だな!!

「まぼろしの男」って予告で言っていたからてっきり大河内管理官の話かと思ったら違ったw この話も再放送で見たことがあるけど…今見るとまた改めて色々と考える。

ブックオフが24時間営業って…あるよね~~!

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相棒1 4話「下着泥棒と生きていた死体 」

警察が警察を糾弾する

2時間スペシャルはわからない。でもこの話がシリーズで初めて警察内部を糾弾した話なんだね。

どこから盗んだのか完璧に覚えている下着泥棒。

その1件だけ被害者は「違います! 私のじゃありません!」と否定したことで、その裏付け捜査から始まりみつかったこの事件…。

殺人事件、というわけではないけど人は1人死んでいる。アルコール中毒で運ばれるところだった赤井さんが亡くなっている。

滝沢署に真実を突きつけに行く前の、亀山さんと右京さんの会話が新鮮だった。今やっているシーズン17では、右京さんが警察内部の悪事をみつけたらそれを白日の下にさらすのが定番。

でもこの相棒シーズン1は違う。

特命係として初めて警察内部を糾弾する。亀山さんも警察組織の一員として、同じ警察官の悪事を暴くべきなのか混乱している。

でも亀山さんの良いところは、赤井さんという人が死んでいることに対して嘘をついたことを「悪い」と思っていることだと思う。警察が赤井さんの遺族に嘘をついている。このことが亀山さんは引っかかっている。

亀山さんが右京さんに聞いた「怖くないんですか?」は、警察にいるのに同じ警察官である滝沢署の署長たちを糾弾して自分たちがクビになるかもしれないことに対しての問いだった。

それに対する右京さんの返しは、「怖いです」。

でも右京さんは亀山さんの言う意味の「怖くないんですか?」でこの言葉を捉えていない。

こうやって警察が自分たちのために嘘をつくことで、どんどんと警察への信用がなくなることが怖い…という意味だった。

亀山さんは今後の自分たちについての「怖くないんですか?」だったけど、右京さんはこれからの警察についての「怖いです」だった。そして右京さんは…署全体での隠蔽に怒っていた。

署長たちを怒鳴りつけなかったのはむしろ優しいのかもしれない。追い詰め方も今の最新話からすると…モヤっとするものも感じる。

でもこのリアルさこそ…相棒って感じがする。

警察が警察内部の悪事を、警察から外に漏らすことなど無いだろう。解決させるのであれば、これくらいじゃないだろうか…という微妙な塩梅。

そこが好きなんですよ。

マスコミに漏らしたりしませんよ

小野田官房長…かはわからないけど、小野田さんに言っていたのは…脅しだろうなぁ~~w

亀山さんには帝都新聞に勤める美和子さんがいるからね。美和子さんに流せばすぐに新聞に載ることも夢じゃない。

あの回転寿司屋での会話も…嬉しい。小野田さんが皿をレーンに戻すのはとても覚えている!!w 高い寿司屋にしか行ったことがないから、食べたお皿を片付けようとレーンに流しちゃうんだよね。

ただただモノを知らないだけじゃなく、お金持ちだからこそ回転寿司に来たことが無かったということを表す面白いシーンだと思う。

小野田さんはかつての事件で右京さんを切った。トカゲのしっぽとして切った。でも右京さんの実力は評価している。だからこそ特命係という離れ島がある…。その右京さんを警察からいなくならせるのはもったいないと思っている…んだよね?

だからこそ滝沢署の署長と副署長を処分したんだろうか。

組織に属さないからこそ

佐古さんが亀山さんのところに文句を言いに来る気持ちもわかる。

佐古さんも何かしら夢があって警察になったんだろう。あの強盗事件・下着泥棒の事件があった日も精一杯働いていたんだろう。だからこそ車に乗せていたアルコール中毒の赤井さんのことをすっかり忘れてしまった。

そして…殺してしまった。

佐古さんは反省していたからこそ、すぐに上に報告したんだろうな。でもそれを隠蔽するように命令された。だから警邏日誌(けいらにっし)に嘘を書いた。

自分だけ「依願退職」という望まぬ結果になったことについて、自由の身になったからこそ亀山さんと右京さんに文句を言いに行ったんだろう。

右京さんが来てくれてよかった。

 

警察からしたら「アルコール中毒のおじさんが死んだ」ということでごまかしても心が痛まないかもしれない。でも赤井さんの家族からしたら「助かるかもしれなかった命」なんだよね。もっと早く病院に行っていたら助かっていたのに。そう病院の先生にも言われたのに。

「忙しくてそれどころじゃありませんでした」

という情けない理由で赤井さんは亡くなったようなもの…なんだよな。やりきれない。赤井さんの遺族の気持ちも、佐古さんの気持ちもわかるからこその右京さんの気持ちだったんだろうか。

組織に属しているとはいえ、正義を守るべき…と右京さんなら思っただろうな。

でも右京さんの言う「もうあなたは組織にいない。あなたの考えで行動していい」というような言葉は、佐古さんの助けになる言葉だった。

赤井さんの遺族は許してくれないかもしれない。自己満足の謝罪かもしれないけど…それでも真実だから伝えたいよね。

下着ドロの誇り

今回出てきた下着泥棒については一貫して名前が出てこなかった‥‥ように思うなw

にしてもすごい奴だ。いつどこから盗んだのか、盗んだ建物の様子や周りの様子まではっきりと覚えてるし住所もほぼソラで言えるようなものだし…「好き」の力は本当にすごい。

亀山さんの言う通り宝の持ち腐れだけどw

今回「違います」と言ったタキザワコーポ…だかの105号室の人が「違う」って言ってくれなかったら、今回の事件は起きなかったわけなんだよなぁ。ある意味功労者だ。

亀山さんと下着ドロの会話面白かったw

「まともになれよ!!!」ってちゃんと言ってくれるw

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