鈴林です。観たいなぁ…と思っていたけどずっと観ていなかった映画。
配信してるものがネットフリックスかYouTubeしかなかったから、テラサで課金してレンタルしたw 外に出て借りに行くよりは良いかな、と思って。外出るのはコロナでなくてもめんどくさいし。すぐに家で見られるって良いよね。
吹き替え版で観たんだけど、声優が思いがけず豪華だった。大塚明夫に花澤香菜が出ているのはすぐにわかった。そして何より、主役のベイリー役が高木渉さんとは。
高木渉さんの動物の声すごい良いよね。本物はおじさんってもちろん知ってるんだけど、声からしてめちゃくちゃ良い人そうな感じがするもの。芝居は人柄を表す…とは言うけど、良い人な面があるからこそ輝くのかな。
ま、あたし高木渉さんに会ったこと無いけどね!!!w
僕のワンダフル・ライフ 感想・ネタバレ
僕が生きる目的は今を一生懸命に生きるため
ベイリーは何度生まれ変わったんだろうか。生まれ変わっても何度も犬に生まれるから、つい…
仏教でいう畜生道から抜けられないのか。ここからどうやって悟ればいいんだ。
と考えてしまった。そういう映画じゃないのは分かってるんだよ…! でもつい「聖☆お兄さん」とか「リボーン」とか「鬼灯の冷徹」で得た地獄とかの知識が…! つい!!
これはアメリカの映画だしね。仏教でいう畜生道とか気にしてない気がする。いやしてても良いんだけど。
何度も生まれ変わって、死ぬ前に「楽しかった」と言える一生。イーサン、カルロス、マヤ、そして最後にもう一度イーサン。
イーサンと一緒にいたいがための生まれ変わりのようにも思える。
この映画を観る前は死んだ後も何度も飼い主、イーサンのもとに生まれ変わるのかと思った。でも違うんだね。違う犬としての一生を経験して、そしてイーサンの元に帰るんだね。
青年イーサンとの時間
イーサンとの出会いがあるからこそ、この映画があるようなものだからやっぱり割かれる時間は長かった。イーサンの子ども時代、コインを飲みこんじゃったからウンチと一緒に出てくるのを待って…というところ…出てくるの早すぎない!?w アリなの?w そういうものなのかな?
イーサンは子供なのにすごい機転が利いてた。お父さんが上司の奥さんの椅子動かしたり、テーブルが壊れたのは災難だったけど…w テーブルがあの重みに耐えきれないって、ヤバイのでは…?
別にあれが原因でお父さんがダメになったわけじゃないんだろうけど、そうとも取れる展開。ジム…あんなに落ちぶれちゃって。酒飲みまくってたけど何があったんだよ。仕事しろよ…。
イーサンは青年になったらめちゃくちゃイケメンだし、スクールカーストのてっぺんにいるような感じに成長してた。
かわいい彼女のハンナ、そしてハッピーなスクールライフ。お父さんにも負けないし、やっかみのライバルにだって負けない。家庭の事情をからかいのネタにするのはマジで良くない。あのひどい男はどこまでもひどかった。
火事で死ななかったのは良かったけど、それが原因でアメフト進学も無くなって農業大学とは…どれだけ落ち込んだだろうか。ハンナのことも厳しくフッちゃうし。当たりたくなるのは理解できるんだけどさ…。それでもかわいそうだった。
ベイリーが死ぬときに来てくれたのはとても嬉しい。
色んなシーンで感じたけど、アメリカでは犬が家族として受け入れられているのをすごく感じた。
これは日本では無いだろうな…ってシーンがとても多い。そういう意味でも良い映画だわ。
カルロスとの時間
カルロスとの時はエリーというメスとして。そして警察犬としての一生。
「遊ぶ時も真剣。仕事みたい」というのは笑ったw そうだよね。犬目線ではそうかもしれない。仕事と遊びの区別なんて無いし、もしかしたら遊ぶことが仕事みたいなものかもしれないよね。
カルロスは離婚…したのかな? 死別したような感じはしなかった。カルロスとの時間も楽しそう…でもあるし、ベイリーってかエリーはとても有能だった。
DV事件が誘拐事件に発展するって、なんだかとってもアメリカじみたものを感じた。日本でもあるかもしれないけど、すぐに捕まるイメージ。
女の子が川に落ちたのを助けて、そしてカルロスが撃たれそうなところを助けて…エリー大活躍すぎる。そして撃たれて死んでしまうの悲しすぎる。泣いた。
カルロスが最期に褒めてくれたことをエリーが喜んでるのもまた泣いた。
マヤとの時間
このマヤ役の人…ドクタードリトルでもマヤ役やってた人?? 小島幸子さんだったかな??
と思ったけど調べたら、恐らく小島幸子さんで確定だね! わかりやすい声だよね。黒人女性の声がすごく似合う。なんとなくイメージに合う。
マヤは人嫌いなんじゃなくて、人見知りなんだな。他人に興味があるけど自分からはいけない。急に知らない人から話しかけられると緊張しちゃってすぐに逃げようとしてしまう。
でもティノが居てくれてよかった。色んな食べ物をあげてティノは太り気味になっちゃったけど、そのおかげ…というかドッグランに行ったおかげで彼氏と、旦那と出会うことができた。
ティノが亡くなる時も…泣いた。死にネタには弱いんだ。。。
イケおじイーサンとの時間
拾われた…と思ったらずっと繋ぎっぱなしかよ。散歩くらい行けよ…。飼いたいという気持ちは大事だけどあまりにもかわいそうだった。あの彼氏? 旦那はものすごくダメそうだけど、ベイリーを自由にしてくれたことはよかった。
でも犬を捨てるのはダメ。あの行為ってアメリカだとものすごく…罪になるんじゃないだろうか。あいつ罰せられればいいのに。
あの家から出たおかげで、ハンナの匂いを嗅いで思い出して…そしてイーサンのいるあの家に戻ることができた。馬、というかロバとも再会してイーサンとも再会。
イーサンの声が大塚明夫さんとは思わなかった。かっこよすぎやん。強そうでしょ!!w イーサンはベイリーを飼ってくれないのかと思われたけど、引き取ってくれてよかった。
バディという名前をもらって、そしてハンナと引き合わせてくれた。バディが敢えて迷子になって、ハンナのところに行ったからこそ2人は再会することができた。
「顔ぺろぺろして!」
ってお願いしてるのかわいい。始めは「口の中をどれだけ探しても食べ物は無いよ?」って言ってたのに、ニワトリに「邪魔するな! あっち行け!」って言うくらいになってるんだもの! かわいいいいい!
ハンナとイーサンが結婚するまではさすが速かったなぁ。そしてイーサンに、バディはベイリーだとわかってもらうところ…。
ここも泣いたよ。イーサンとベイリーだからこそできる会話。他の人なら「勘違いでしょ」って言ってしまうところ。
もうどうやって撮影したのかな、とか考えちゃうくらいに良い仕事してた。ベイリーかわいすぎる。
泣くだろうなと思って観たけど
これ観たら泣くだろうな、とは思ったけど本当に泣いたよw ベイリー…良い犬だ。
過去を振り返っても仕方ないから、今を思い切り楽しむ。今を一生懸命に生きるために犬がいる、か…。確かそんなこと言ってた気がする。
良い映画だった。観てよかった…。
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