鈴林です。
放送された当時観たはずだけど、どんな事件だったのか全く覚えていなかった。
新たな気持ちでもう一度観られてラッキー!
相棒12 1話「ビリーバー」
彼氏が急に陰謀論者に…

悦子さんが心配する気持ちわかるよ!!
突然身近な人が「世界は陰謀で溢れている!」とか言い出したら怖いもん。
カイト君は元々陰謀論を信じるような人じゃなかったらしいし、それだけに急に傾倒していく様子は怖かっただろうなw
そりゃ右京さんにも相談するよ…。
「捜査の一環でして」とか言われた方が安心できるもの!!
放送当時はニコ生が盛り上がっていた時だったのかな…とか考えたりもするし、この頃から陰謀論ってあったんだな…とも思ったわ。
親を見殺しにされたことが無ければわからない
エルドビアで起きた誘拐事件が元で起きたこの事件。
劇場版Ⅲでちょっとだけ出てきた「甲斐峯秋はエルドビア大使館に勤務していた」という話が本編でも出てくるのちょっと熱いと思ってしまう。
こういう「映画を観てなくても話がわかるけど、観ていた方がより面白い」という話、大好き。
誘拐がビジネスとして横行していて、エルドビア政府は「交渉しない」という体でいる…という恐ろしい治安状態。
でもそういう国は実際にあるだろうな、とも思ってしまう。

大東亜メタルの社長 猪瀬昌幸さんが誘拐されたけど、政府としては表立って相手と交渉もできず…しかし交渉しないと猪瀬昌幸さんは殺されてしまう、という難しい状況。
甲斐峯秋が交渉を邪魔したから猪瀬社長は殺されることになった…と知る人ぞ知る状況で、甲斐峯秋自身もそのことを否定しない…となるまでは良かったけど、高山さんが残した遺書を公開しないことで事件が更に大きくなるとは…。

猪瀬幸徳さんとしては、略取してきた甲斐峯秋が惨めにも命乞いをする姿をさらして欲しかったんだろうけど甲斐峯秋はそうしなかった。
「覚悟はできている。身代金と引き換えに助かるなど微塵も思っていない。警察が救出してくれるのを待つのみ」という思い切ったことしか言ってくれないからカットしたんだろうな。
猪瀬幸徳さんにとって、父親は「仲の良かった大切な存在」とかじゃなかったかもしれないけど家族が見殺しにされた…というのは受け入れられないよね。
亡くなった母親から恨みごとめいたものを聞いたことで、今回の事件を思い立ったんだろうか。

父親を見殺しにされたから、僕にだって人を見殺しにする権利はある…という考えを受け入れることはできないけど……まぁ同情…というか理解はできる。
腹いせみたいな…ものだよね。
過去起きたことは変えられない。
でも今現在も甲斐峯秋は昇進して警察庁次長という位にまでのし上がっていて幸せに暮らしているように見える。
それが許せない、というのは…理解できる。
猪瀬幸徳は開き直りすぎて、右京さんの言葉も全く響いていないようだった。
彼にとって今回犯した罪は「罪」ですらないのかもしれない。
三浦さんの最後の事件
三浦さんがいつの間にか昇進試験を受けて係長に昇進していたなんて!!
全く覚えてなかった!!
コツコツ勉強していたこともすごいし、合格できたこともとてもすごいことなんだと思う。
伊丹さんがずっとふてくされたような態度なのは「これまでずっと一緒にやってきたのにお前は上に行くのかよ」とか…そういう気持ちなんじゃないのかな。
綾辻隆一を見張っている時に差し入れを持ってきてくれて嬉しかったはずなのに。
ふといつものタメ口が出ちゃうくらいに仲が元通りになったと思ったのに。
「火の玉大王」を信じる「たこ壺」さんに太ももを刺されたことで、刑事人生を終わることになるなんて…思わなかったな…。
観ていた当時もすごくびっくりした覚えがあって、あの刺された公園の映像…すごく見覚えがあった。
三浦さんが内勤として残らなかったのは「刑事として働きたくなるだろうから」とか「気を使われたくないから」とか「自分にとっての警察は刑事だから」とか…色んな思いがあるんだろう。
三浦さんがもう二度と普通に歩けないと聞いて、杖が手放せないと聞いた後の伊丹さんの様子が観ていてとてもつらい。
今までずっと一緒にやってきたからこそ三浦さんが刑事という仕事にかける思いも知っているし、これまで自分が三浦さんにとってきた態度についても…思うところがあったんだろうと思う。
三浦さんの前で泣かない、という気遣いも三浦さんにはきっと伝わっているし三浦さんも涙は流さないけど「仕方ない」とでも言うような…何とも言えない顔をしていた。
「思い残すことは無い」と言えば嘘になるだろうけど、最後3人で一緒に行動できたのは良かったこと…ではあると思う。
右京さんと三浦さんも初期からの付き合いだけど、右京さんが「何を言っても…」と思うくらいに……かける言葉がみつからなかったんだろうな…。
元気づけるのも違う、励ますのもちがう、何を言っても…どうにもならない。
それでも顔を見せに来てくれただけ、三浦さんも嬉しかったと思う。
保護するためにさらった

陰謀論者って2024年現在もたくさんいるし、この相棒の放送当時よりもよりはっきりと「いる」ことがわかる状態になってるけど…「信じる」というのはすごいことだな。
猪瀬幸徳も言っていたけど、人は信じたいことしか信じない、というのは確かにあると思う。
「信じたくないことは信じないで無視する」ということも選択できる人間は、とても都合がよくできている。
カイト君が「火の玉大王」のオフ会で出会った人たちは、「変な人たちだけど犯罪を犯すようには見えなかった」と証言しているのを右京さんが少しも疑ってないのが…とても良い。
実際彼らは「悪い人たち」ではなかった。
「真実」を知っている甲斐峯秋を「悪い奴」から守るために外に出ないようにしていたわけだしね。
一応…悪い人達では無いんだけれども…しかしな……。
結局喧嘩っぱやいw
相棒11の最終回で右京さんに「父にこだわっていたのかもしれません」とか言って謝ってたのに、今回も結局喧嘩っ早くて笑ったw
猪瀬幸徳に頭突きするかと思ったら殴りかかっていたぜ…。
人はそんなにすぐに変わるものではないとわかっているけれども、喧嘩っぱやいのはもっとどうにかした方が良くないか!?
カイト君も一応父親のことを「死ねばいい」と思ってないってのは…良かったけどさぁ…。
でもすぐに手が出すぎ!!w
画像引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/aibou_12/sphone/story/0001/
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