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NHK正月時代劇2018 風雲児たち~蘭学革命篇~ 感想・ネタバレ 大事なのは信念だ

風雲児たち~蘭学革命篇=_R 風雲児たち~蘭学革命篇~

鈴林です。お正月のNHK時代劇、初めて観てみました。おんな城主直虎を観ていたら、そのままCM流れてたしせっかくだから録画で観ようと思って!

配信もされるらしいから、観られるところがわかったらまた記事にでもしようかと思う。放送が元日なせいか、まだ配信はされてなかったw

前野良沢の名前が残ってない、解体新書に載ってないっていうから、てっきり「杉田玄白最低だな!薄汚れたジジイの奴め!」と思ってたけどそうでは無かった様子w

でも…なーーーんか前野良沢って聞いたことあるんだよな…。「仁-JIN-」かな?

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NHK正月時代劇2018 風雲児たち~蘭学革命篇~

オランダ語はわからないけど訳したい

風雲児たち 先に行きましょ_R

https://www.nhk.or.jp/jidaigeki/fuuunjitachi/special/maeno.html

このドラマはある意味「やろうと思えば何でもできる」ということも伝えようとしているのかもしれない。オランダ語なんて誰もわからないのに、医術のため、という大義のために訳してみようとか…

思わねぇ~~~!

とてもじゃないけど思わない。大抵の人は、「できることしかしない」という、おんな城主直虎のおとわちゃんからすると「しみったれた」人ばかりだと思う。

ある程度分かる人がいるならまだしも、10こくらいしか単語を知らない中川淳庵(なかがわ じゅんあん)さんに、オランダ語は何も知らない杉田玄白(すぎた げんぱく)、ちょっとだけmわかる前野良沢(まえの りょうたく)…。

なんでこれで動き出してしまったのか!すごすぎる!とてもできない!w

風雲児たち みんなで翻訳_R

https://www.nhk.or.jp/jidaigeki/fuuunjitachi/special/sugita.html

ターヘルアナトミア、とか解体新書って歴史の授業で必ず習うし、「杉田玄白」とか「ターヘルアナトミア」って解答欄によく書いた覚えがある。今はわからないけどw私の時はそうだった。

授業で習った時は、「訳したんだ。へぇ~」くらいだし深く考えなかったけど…当時は鎖国もしていたのに、オランダ語なんてわからないよね…。仮に話せても文字はわからないって人なら、居たかもしれないけども。

気合がすごすぎる。「やってやれないことは無い!」を正に表した感じ。オランダ語の通訳として有名な人にもお墨付きもらうし、相当出来が良かったんだろうな。突き詰めればやがて是となる、ということなんだろうか。

三谷幸喜さんが集めた面子?

みんな真田丸で観たような人たちがキャストとして勢ぞろいだ…!w堺雅人さんや内野聖陽さんはいないにしても、山本耕史さんや草刈正雄さんも居て、真田丸を観ていた人ならキャストでも楽しめる。

またしても声優の高木渉さんが出ているし、声優として初…?とかじゃないのかな?NHK正月時代劇に出演した声優って。いやでも…昔は俳優が声優もやっていたからそんなことも無いのかなぁ…。

「名乗るほどの者でもありません」って今ではほぼ聞かないから逆に新鮮だった。時代劇そのものが無いからね。

語りの人まで真田丸と同じだからなぁ。それだけキャストの方達に敬意と信頼を持ってるんだろうな。

始めの方に「時代考証なんてしてません」って言いきってて笑ったwあそこまで言われると清々しいw歴史ファンや学者さんに「あそこの部分違いましたよ」とか言われた時の逃げ道かなw今はそこかしこに詳しい人が居るような時代だしね!w

人間の体の不思議としがらみ

今は医学が発達してるから良いけど、昔は人間の体は不思議の塊だったんだよね。なんで生きてるのかもよくわからないし、子どもはなんかお腹がふくらんで生まれてくるし。

オランダで人の身体の中の本が出たけど、それはオランダでも話題に、というか問題になったような…。人の体を解剖するなんて、キリスト教の元ではできないことだから、解剖するときはすっごい慎重だった…って漫画で読んだことがある。

風雲児たち 内臓見分

https://www.nhk.or.jp/jidaigeki/fuuunjitachi/special/maeno.html

教会に内緒でこっそりやるもの。きっとターヘルアナトミアを出した人たちも前野良沢達みたいに大変だったんだろうと思う。

神の力で生まれ、生きている、女は…アダムの肋骨から…生まれたんだっけ?なんだっけ?とにかく、聖書で「人はこんな風に生まれ、できている」的なことが書いてあるのに、

人の身体の中は、こうで~~~す!

とか本出したら教会は怒るよね。教会だって寄付金とか賄賂とかもらってるだろうし。信仰心がどうたらこうたらとかあったはず。

日本ではそれが、漢方とか薬草で治す派と蘭学、という違い。鎖国もしてるから、「外国の知識に頼るなんて!!」という人がいるのもわかる。キリスト教みたいな「人は神様が作ったの!!」という輩が居ないだけマシだけど、「外国から来たからダメ!」というまた方向が違うめんどくさいのが居るのも確か。

こーいう時代劇を見て「頭が固いのはダメだな」とか思ってくれるジジババ増えねぇかなって思うけど…頭が固いからこそ、そーいう人は何もわからないんだよね…w

名を残すためにやっているのではない

風雲児たち 解体新書発売_R

https://www.nhk.or.jp/jidaigeki/fuuunjitachi/special/sugita.html

前野良沢は、解体新書にも解体約図にも名前は書いてない。一番訳すために努力をしただろうに、一番時間を割いただろうに名前は載ってない。手伝っていないことになっている。

前野良沢の奥さんにも、死んだ長女お富士のためにも…!ってお願いされるけど「名を残すたmにやっているのではない!」と頑なに拒否。杉田玄白に「間違いを恐れて出版しないなんて!」とか「これを出版しないなんて医者じゃない!」って言われたから意地になったんだろうか、と思った。

風雲児たち どうしても出したい_R

https://www.nhk.or.jp/jidaigeki/fuuunjitachi/special/sugita.html

でも…違うのかなぁ…。もちろん意地もあると思う。自分の満足いく訳じゃないのに出版して、名前を入れるなんて前野良沢のプライドが許さなかったんだろう。プライドがあるからこそ譲れなかった。

でも杉田玄白の言う「この本が出ることで助かる人が増えるかもしれない」という言い分も理解できる。お藤ちゃんが亡くなったとき、自分で言っていた言葉だしね。

風雲児たち 18年後_R

https://www.nhk.or.jp/jidaigeki/fuuunjitachi/special/maeno.html

名前が残らなくても、本には載っていなくても、一緒に訳した人はわかるし、本が出ることには変わりない…。杉田玄白も、自分がどう思われてもいいから、まずは出版したかった、ということかしら。

18年経って、涙で再会できて本当に良かった。時の流れは人を柔らかくするね。

訳す言葉が分かった時、かわいい

風雲児たち わかった!

https://www.nhk.or.jp/jidaigeki/fuuunjitachi/special/hoshu.html

この言葉は、ここにもある…。この言葉の意味はコレ…。もしや、この単語は○○では!?

ってのをひたすらやっていくの辛い~~~~~!!

十二指腸とか神経とか、今も現役じゃないですか~~前野良沢の閃きすごすぎやんけ~~!もちろん、時代考証してないし?w本当かはわからないけど、わからないなりに、資料が少ないなりに超頑張っててさすがだ。

杉田玄白が後に書いた本については「記憶違いか嘘」ってはっきり断言してて笑ったwなんでそこはちゃんと調べてるんだよw

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