鈴林です。久々にグッドドクターの消化。
やっぱり面白い。こういう命がかかったドラマの方が楽しく見られる。
自閉症の人でなくても、強盗に襲われた時とか混乱するものだけど…自閉症の人だと相当ショックが大きいんだろうな。
犯罪は平等に降りかかってしまうのか。犯罪犯す方が悪いんだけどさ、どうしたら良いんだろうね。あらかじめ用意するのも難しいんだけどさ…。
グッドドクター 名医の条件 シーズン1 8話「過ちとリンゴ/ Apple 」
こいつが悪いんだよ
銃で撃たれた子はエイブリー? だけどあの男の子の名前は何なんだろう。結局よくわからなかった。
りんごをリアに食べられちゃったことで、ショーンの朝の予定は狂っちゃった。だからりんごを買いに行ったんだけど…そこで強盗に遭うとはなぁ…。
プリズンブレイクでもスクレがちょっとお金を稼ぐために小売店を襲ってたけど、アメリカではあんなに気軽に強盗できるものなのかしら。日本って治安良いよね。
りんごを持っているショーンに対して「スマホを出して、両手を上にあげろ!」と命令する強盗。
その通りにできないのはショーンが自閉症だから…なんだけどそりゃ強盗にはわからないし、その場にいた男女にも、店長にもわからないよ。仕方ない。
その次のシーンが救急車が到着するシーンだったからショーンがケガをしたのかと思ったけど、違ったみたいでよかった。
でもあの場に居合わせた男に「こいつが悪いんだ!」って言われたことがずっと尾を引いてしまうとはな…。
「ショーンなら仕方ないよ」と思ってしまうことが、そもそもショーンを軽くみていることになるのか…それとも厳しくすることが良くないのか、わからない。
もうすっかり…!
というかいつの間にか? メレンデスはショーンに色んなことを任せているじゃないか!
一応メレンデスが見守りながら…とかもあるけど、メスを入れたり縫合? したり…色んなことを任されていて観ていて嬉しくなった。
メレンデスの中でショーンも「レジデント」の中に入っているのが嬉しい。特性を理解したうえで、良いところを評価しようとしているのが良いわ。
差別主義者でも救いなさい
胸にナチスドイツのあのマークがあると、どうして差別主義者なの? よくわからなかった。
ナチスの大ファンだからあのマークをつけているんじゃないの?
北欧人種が優れている? から…つけてるという認識? 確かナチスってゲルマン人こそ優れた種族! って言ってたんだっけ?
今ではほとんど混ざってるからそこまで気にすることでも無い…と思っちゃうんだけど、この知識はにわかなのかしら。
リム先生がクレアにしたことは、ストレートだけど正しいこと…なのかな。
患者の主義主張に関わらず等しく助けるべし、という教えなんだろう。ナイチンゲールの言葉…で似たようなのがあったような無かったような…?
よくドラマでも出てくるけど、戦場で傷ついた人は皆等しく患者。敵であろうと味方であろうと命を助けるべし…という教えなのかもしれない。
だから差別主義者のあの犯人を救おうとしないクレアに対して「あなたがの容態をみているように」と言ったのかな。
誰であろうと助けようとしなさい、と教えるために。
でもあれ認めるの辛いだろうなー…。クレアも自分の間違いを認めて偉いと思うよ。
僕が間違ってた
どっかの感想で「自閉症の人は完璧を求めているのでは」と書いたけど、やっぱりそうなのかな。ショーン自身も自分に完璧を求めている。
ショーンはきっと薄々自分が悪いと気づいていた…のかもしれない。
グラスマン先生やカウンセラーの先生、そして事件に居合わせた男の子に色々言われたことはショーンにきちんと響いていた。ただそれを表に出せないだけで。
グラスマン先生が「私が一番悪い」と自分を責めたのは、「ショーンに教えられなかったから」だろうな。
でもショーンの「その場にいなかったのに!?」という言葉にも傷ついていた。ずっと一緒にいればこんなことには…と思ったのかもしれない。そんなことできないのに。
あの場に居合わせた男の子が「僕が嘘をついたから悪いんだ」という言葉に対して「嘘と発砲に因果関係はない」と言ったのも、自分に言っていたところがあるんじゃないだろうか。
もちろん因果関係はない。
ショーンがうろうろしたことで発砲が起きたわけ…でもないし、もちろん出会い系アプリで出会った男の子がタイプじゃないのにデートを続けようとしたからでも無い。
エイブリーの症状が悪化する中で、ジャネットは「出血している」と言い、ショーンは心臓にポンプ? をする? べきだと言った。
そしてオペ室でヘモグロビン数値が下がり、ジャネットが正しかったことがわかった。
エイブリーが助かってから、ショーンが「ジャネットが正しかった。僕は間違ってた」と言った時とても晴れ晴れとした声だった。
なんとなくあのセリフで「強盗の時のことも受け入れられたのかな」と思えた。
受け入れられなかったけど、エイブリーのことについて自分が間違っていることに気づいた。そしてそれを認めた。
そして正しかったジャネットを称賛した。
当たり前にできる人が少ないなかで、ショーンはさらりとやってのけるからすごい。
抽象的なことではなく、はっきりと証明? されたから受け入れられたのかそうじゃないのかわからないけど、間違いを認められるのは良いことだ。
あたしはメレンデス先生のセリフも気に入ってる。
ショーンが「僕は間違っていた」と言った後の「ああ、しかし挽回した」とさらりと言ってのけたのがとても心に残っている。
ラストでリアに懺悔? というか罪の意識の告白をしたのは、聞いてくれそうなのがリアしかいなかったからなのかな。
ただぼーっとテレビを見ていたけど、誰かに話したくなったんだろう。
とても内向的なショーンが、リアに謝り、そしてリアに辛かったことを打ち明けるってものすごい進歩だと思う。
あたしもショーンを見習うよ。
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