鈴林です。
話題になってたし面白いらしいので観てみた!
わずかではあるけれども、地元の八戸駅が出てきたのが嬉しかったw
JR東日本が全面協力しているだけあって…色々すごい!!!
この映画作るの大変だっただろうな…って詳しくなくてもわかる。
鉄オタだったら観ていて楽しいんだろうな…というシーンがいっぱいあった。
映画 新幹線大爆破 2025
何か起こっても暴動を起こす側にはなりたくない
序盤から中盤程ははやぶさ60号に客が乗っている状態で話が進むわけだけど…暴動を起こす側にも便乗して何かを奪うような奴にもなりたくないな、と感じた。
新幹線の売店、というか移動販売車から商品を強奪したり、車掌さんに詰め寄ったり、キングオブコメディの今野さんがやってた役のようなことは言いたくないな。
言ったってどうしようもないことを、言ったってどうしようも無い人に言いたくない。
そして人から奪うような人にもなりたくない。
ここぞとばかりに配信して誰かを煽るような人にもなりたくないわ。
非常事態が起こった時に配信したりする奴がいるのは「今」っぽい気がするけれども、現実に起きてしまった時自分がそちら側にいかないようにしたい。
冷静でいることが何より重要だってわかるぜ…。
嘘の普通を壊したい
はやぶさ60号に爆弾を仕掛けたのは小野寺柚月ちゃんなわけだが…柚月ちゃんだと思いたくなかったし…爆弾が仕掛けられている新幹線に乗ってると思ってなかった。
映画の冒頭で青森の派出所で新幹線について色々説明されたりしてたけど、あの時…かその前日とかに仕掛けていたのかな。
柚月ちゃんにとって、父親との生活はどれほどつらかったんだろうか…とか考えちゃう。
ちょっと映っただけだけど、父親の表彰状や表彰楯はたくさんあるのに柚月ちゃんのスペースがすごく狭かった。
小野寺勉の偉業を称えるためのスペースは多いのに、柚月ちゃんのためのスペースは必要最低限…というか申し訳程度にしかなかった。
柚月ちゃんのお母さんが病気で亡くなった後、柚月ちゃんに家事全部やらせたりぶったり暴言吐いたり…色々してきたんだろうな。
でも学校に通わせてもらってる身だし、反抗しても力では勝てないし暴力を振るわれるだけ。
学校に行っても「自分が自分が」な生徒ばかりで、柚月ちゃんは大人になってしまっている精神上クラスメイトを下に見てたんじゃないだろうか。
「自分が仲を取り持ってあげてる」という感覚もあったみたいだし、先生が自分のことを気づかいつつも何もできないでいるのもわかってた。
古賀(ピエール瀧)に爆弾を作ってもらって、新幹線に仕掛けて…、自分が死ねば止まるようにしたけど柚月ちゃんは自殺する勇気はなかったってことよね。
父親を殺すだけで良かったんじゃないか、とは思うけど…父親との生活で自尊心も何もかも壊されているから
「生きていてもどうしようもない」
なんて言葉が出てきてしまったんだろうな…。
高市さんが一度は殺そうとしたけれども、実際殺される間際になって…怖かったんじゃないだろうか。
「死にたい」気持ちは確かにあったんだろうけど、「死にたくない」と感じたのも確かなはず。
高市さんが殺さずに抱きしめた時泣いてたのは、嬉しいのと嬉しいと感じた自分に嫌気がさしたのと、優しさが嬉しかったから…とか色々混ざっていたからなのかな…とか考えちゃう。
ヘリが落ちて小学生8人を殺してしまった後藤を助けた後の高市さんに「どうして助けたの?」って聞いたのは、藤井のような理由じゃなく…
- 生きていてもどうしようもない私が生きていて良いのか
- 生きていても害しかもたらさない父親のような奴が生きていて良いのか
とか…そんな気持ちから聞いたのかな、と感じた。
働いている人たちありがとう、と思えるお仕事映画
鉄道オタクだったらもっと楽しめたんだろうな~~~ってくらいに新幹線とか鉄道周りの駒かいことがたくさん出てくる映画だった。
あの線路を走る新幹線を向こうにやって、あっちは止めて、はやぶさ60号は……って観ていてわかったようなわからないような会話がたくさん繰り広げられていた。
文字のフォントから、なんとなくエヴァとかスタジオカラーを思い出してしまっていたけど、監督が樋口真嗣だと知ってなんとなく納得。
斎藤工を始め全員のキャスティングがとても良かった…!!
東北新幹線に乗ることもあるんだけれど、この映画観た後だと色んなこと考えながら乗れるわ。
めっちゃ面白かった。
「犯人は誰なんだろう」もそうだけど、「どうやって解決するの!?」とか「そんなことできるの!?」ということが連続で起きていてずっと面白い。
そしてまたしてもピエール瀧が出てきて笑ってしまったw
この人はネットフリックスでよく見るなぁ!!
ピエール瀧が出るだけで「地上波じゃないぜ!」って強く感じるから余計にウケる。
テロには屈しない、と言いつつ許可を出さずに足を引っ張る政府とか、現場の人にはどうにもできない絶望感とか、人の命を助けるために頑張るおじさん達とか…とにかくどこも面白かった。
はじめは嫌な奴だと思った佐々木健太郎って奴も、後半になったら笠置と一緒に悲しんだり怒ったりしてくれるし…序盤と後半で印象が大きく変わる人物だった。
東京駅で東北新幹線と東海道新幹線を繋げようとしている時、作業している人たちの士気が高くて「さすが…!」と思ったわ。
人を助けるために頑張っててみんなとてもかっこよかった。
1975年の「新幹線大爆破」も観てみたくなった!
というか1975年の映画もネットフリックスで配信されてんのすげぇなw
これはネトフリで観られるやつ!
ネットフリックスで配信されてるやつだから観たいなら入るしかない。
広告が流れるスタンダードプランというのがあるのはびっくりした。
広告いらないので私は990円のプラン。(値段は2023年時点)
登録したての時には表示されてないのがちょっとずるいw
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