鈴林です。3年A組最終回、こんな風に終わると思わなかった。
最終回のほとんどが視聴者宛に届けられた話だったんじゃないだろうか。とても斬新だと思うしSNSがこれだけ広まったからこそ生まれたドラマだと思う。
ネットの使い方とかを学ぶ上でみんな一度は観た方が良いドラマになったんじゃないだろうか。
3年A組 今から皆さんは、人質です 最終回 10話 Day-10
景山澪奈を死に追い詰めたのは…
特定の誰か、という人物ではなくて不特定多数の人だったのか。
マインドボイス、現実世界だとツイッターかな。SNSで多くの人が悪気も無しにつぶやく、特定の人を叩く言葉。
死ね・キモい・ウザい、という特に悪口が思いつかない時でも使える便利な悪口三銃士。この言葉を使って叩くのが基本。
現実世界だと少しは考えて話も聞くのに、ネットの世界では動画や写真をすぐに信じて拡散してしまう。「それを」信じる人が多ければ、大多数に乗って好き勝手に意見を発信する。
それだけ人は流されやすいということの証明だけど、自覚が無いままに他人を傷つけることができる道具。自覚があればまだ改善の余地があるけど、自分で自分のしていることに気づけないというのが一番良くない。
自分の姿を見られない人に、いくら身なりを注意してもわからないのと同じだと思う。
この最終回を見るまで、景山澪奈を追い詰めたのはどんな組織の人なんだろうとか国会議員が関係しているのか? とか思ったけどそういうものじゃなかった。もっと身近なものだった。
武智大和と同じように、何ならそれよりももっとひどい症状が景山澪奈には現れていたんだと思う。誰かがスマホをいじっていれば自分のことを書いていると思ってしまう。みんな自分のことを悪く言っているんじゃないかと思ってしまう。
大多数の人にみんな流されるように、悪く言われている張本人でさえも流されてしまうものなのかもしれない。ネットを見なければ良いと言う問題ではなく、「ネットで言われている」という事実がまた苦しめるんだろうな…。
私が手を離してしまった
茅野ちゃんが「私が澪奈を殺したの」って言うから何かと思ったら…違った。
景山澪奈が飛び降りる時に居合わせたかもしれないけど、茅野ちゃんが殺したわけじゃない。茅野ちゃんはあの時点で本当に限界だったんだ。心が壊れていたと思う。
茅野ちゃんが目の前でスマホを出しただけで、それだけで「自分のことを悪く書かれるんじゃないか」「茅野でさえも悪く言うのか」とか思ってしまったんじゃないだろうか。
友達だったのに、友達なのにそう思ってしまう自分に自己嫌悪もするけど、考えてしまったら止められない。ネットで見た意見が幻聴となって聞こえてきちゃうし…想像もつかないけど相当辛そうとしか思えない。
手を握って助けられるかもしれなかったのに、力が無くて手が外れてしまった。自分のせいで澪奈は落ちた、と思えば…責任感というか「自分のせいだ」って思うよなぁ…。
https://www.ntv.co.jp/3A10/story/10.html
そんな茅野の心を救うために柊一颯が落ちようとしたなんて…! てっきりあのまま死んでしまうのかと思った。だって第1話からなってたし…。フラグも回収して、生き残るハッピーエンドだなんてやってくれるぜ!
まさかの続きはHulu~
話は完結したけど、卒業式の話とかはHuluに持って行くなんて商売~~~! 商売っけを感じる~~~~~!
でもあたし入ってるからこのまま観るしかないわ。柊一颯は結局1年くらいは生き続けたらしいし、卒業式に登場はできないまでも…何かメッセージくらいは…寄越してくれないかなぁ…って思うんだよね。
ラストで「叩く準備はできてるぜ!」って言ってたメガネくんが、「お前なんか死んじまえ」の文字を消しててほっこりした。届いていてよかった。
あたしもSNSとかネットでの文字には気をつけよう。
まとめてHuluで観てしまおう
このドラマは全部まとめてHuluで見られる。
ものによっては、放送後すぐに配信されるので公式ページを要チェック!
海外ドラマに強い、ってのは結構有名だけどアニメも最近は充実してるのでアニオタでもオススメ!
日テレ系に強いので、全て…とは言わないまでも大体は観られる。
アンパンマンやコナンやうる星やつらなんかも日テレ系列だから、割と子ども向けも充実してる!
※これを書いた時点での情報なので、見た時点では既に配信されていない可能性もあります。
本当に見られるのか、登録前に確認してね。
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