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相棒13 最終回「ダークナイト」感想・ネタバレ 渡ってはいけない橋

相棒13_R 相棒

鈴林です。

とうとうこの回まで来てしまったか…。

わかっていたことだから、初見の時よりショックは少ない。

改めて観てみると、序盤からカイト君怪しすぎるだろ…。

そういえばこの回って再放送されないね…。

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相棒13 最終回「ダークナイト」

渡ってはいけない橋

あの世に行く橋、とかじゃなくてさ…今回後半に多く出てきたワードだな、と思う。

2015年は平成27年。

ダークナイトが出現し始めたのは平成25年。

カイト君が相棒になって2015年で3年目…

特命係に来てからダークナイト活動をしっかり始めてるじゃん!!!!!

特命係に来てから犯罪者として活動してるって…お前!!! 右京さんの傍で何を観てきたんだよ!!!!

このダークナイトの1件のせいで、この前のカイト君出演の回の感動とか教訓とかそういうものも薄れてしまうのが何よりもつらい。

カイト君が犯人に憤ったり何か言ったりすることだってあったはずだけど、結局

「でもお前もダークナイトとして似たようなことしてたもんな…」

で片付けられちゃうんだよ。

角田課長も言っていたけど、警察やってたらぶちのめしてやりたい悪党なんてたくさんいるだろう。

証拠が揃えられず逃がしてしまった、逃がすことになってしまった奴もいることだろう。

私刑に走らず暴力に頼りすぎず「警察」としてのプライドとかを守って働いてきたっていうのに…。

甲斐峯秋が言っていた「杉下右京に対抗するため」というのは言いがかりだと思っている。

右京さんに対抗するために警察では捕まえられない犯罪者に手を下していた、としたって…もうそれ勝負から降りてるじゃん。

右京さんと真っ向から戦う気もなく、勝つ気も無いから「じゃあ俺、警察で捕まえられない相手をボコしま~す」って同じ土俵にすら立ってないじゃん。

正義モンスターになれ、なんて言ってないけど、人として渡ってはいけない橋はあるだろう…。

100歩譲って親友の梶祐一郎かじ ゆういちろうの妹を殺した浜中忠弥はまなか ちゅうやを痛めつけたのは良いにしても、その後もダークナイトとして活動を再開するのは違うだろう。

自分でも理解していない、と言えば許されると思うなよ…。

喝采を浴びるのが気持ちよかったにせよ、右京さんへの対抗心であったにせよ…特命係として、右京さんの傍で「警察としての正義」「警察が守るべきもの」とかを見てきたはずなのに

それなのに新たにダークナイトの犯行をするってもう…馬鹿野郎すぎるんよ…。

右京さんが平成25年(カイト君が特命係に来てから2年目)の時のダークナイト事件について、どうして気づかなかったのか…というネットの感想見たけど…

  • 角田課長の情報網に引っかからなかった
  • 右京さんのアンテナに引っかからなかった

というメタ的なことしか…思いつかないかな…。

都内だけでもたくさんの事件が起きているし、その全てに右京さんは関われない。

よくわからんけど、もしかしたら事件を起こした次の出勤日はずっとどこかでサボることにしていた…という可能性もあるし…。

まぁそんなところも…「右京さんの人間らしいところ」と思うしかない…のかな。

右京さんが犯罪を犯し悔いている人に優しい言葉をかけるのは珍しいことではないけれども、

ラストシーンでカイト君に「また会えますよ」って言ってくれてるのは救いを感じるな…。

2025年現在、未だに会えていないわけだが……!!!!

観返すとずっと怪しい

冒頭で早速人が襲われて、その後「犯人は甲斐亨だった」とわかってしまい…当時の視聴者は混乱の渦に落とされるわけだが…w

改めて観返してみると、その後のカイト君のシーンってすっごく怪しいんだね。

当時の自分は

鈴林
鈴林

え…犯人じゃないよね…?

まさか…ちがうよな??

別にいるんだよな?? な?????

ってなりながら観ていたから、細かいところをよく覚えていなかったw

ドラマ終わった後に珍しく感想も検索したし、相棒のフェイスブックが大炎上していたのを覚えている…w

でもみんなの書き込み読んで「わかるよ!!!!」という気持ちではあった。

んでその後のカイト君のシーンだけど、何から何まで怪しかった。

いつもなら角田課長が持ってくる「見たか!? ○○の事件!」とかの話にすぐ乗るし、「なんですか~?」とか言うのに黙ってたし…。

次から次へと現れるダークナイトに対しても、謎の自信を持っていて「偽物だ」って断言もするし…自分が本物だとは言わないまでも「犯人を知っている」からこその動きをしていた。

右京さんも絶対に「いつもと違う」と思ってただろうけど、これまでの信頼が…あるからね…。

まさかこれまで一緒にやってきた「相棒」が、犯人だなんてすぐに思えないよな…。

すぐに判断できないところが、右京さんの人間らしいところであり…正義モンスターじゃないと言えるところなのかもしれない。

でも…右京さん自身はそれを良しとはしないんだろうな…。

次から次へと現れるダークナイト

本物のダークナイトであるカイト君と、

ダークナイト大好きの模倣犯 種村和真と、

カイト君の親友でもある 梶祐一郎 が今回出てきたダークナイトかな。

3人もいる…。

種村への制裁も含まれていたんだろうけど、自分の確かなアリバイを作るために親友に代わりをお願いするって…ひどいだろ…。

実際のところ、梶祐一郎は浜中をやったのはカイト君じゃないかって多少は思っていたんじゃないだろうか。

そうじゃないと代わりをすぐに引き受けるなんて…なかなかできないと思うんだよね。

自分が過去に「救われた」と思っているからこそ、助けてくれたんだろうけれども…。

種村に至っては、「ヒーロー」に心酔するあまり厄介な方向に成長してしまった。

家には筋トレの器具がいっぱいあって、ムキムキマッチョマンの写真も飾られていて…肉体を鍛えるのは良いけどそれを人を傷つけるためだけに使うなんて…。

本物のダークナイトのように下調べもしていなかったみたいだし。

ダークナイトは「デスノート」に出てくるキラと似たような存在だと思ってる。

キラはぶちのめす、とかじゃなく命を奪うけれども、頭脳明晰ならいと によって犯罪を犯していることが確定している者を殺し犯罪の抑止にもなっていた。

ダークナイトに犯罪抑止の効果はなかったけれども、騒ぐネット民の気持ちはわかるよ。

悪い奴は捕まるなりなんなり罰を受けて欲しいよね。

でもさぁ…カイト君は警察官だったんだからさ…右京さんの相棒だったんだからさ…やっぱりダメだったよ…。

カイトお前…これまでの「警察官が犯した事件」の時どんな心情だったんだよ…。

「葛藤はいつもありました」で反省してると思うな…?

一番かわいそうなのは悦子

こいつが一番かわいそうだろ!!

急に白血病ってことで入院になるし、子どもはできたけど無事産めるかはわからんし、その上結婚予定の彼はダークナイトだし!!!

本人が言う前に公開されている映像の歩き方で「亨だ…」ってわかっちゃうのつらすぎる…。

「杉下さんが朝早くに来てくれた」の時の2人の会話おかしかったね…。

病院に手土産付きで来てくれた = お見舞い であろうことはほぼ確定なのに

「何しに?」って聞くのは…他にも理由がある、心当たりがあるからだよね。

そして右京さんが悦子に聞いたカイト君の「アリバイ」について…「一緒にいた」のが本当なら、「なんて言った?」なんて返しはしない。

悦子が察して嘘をついてくれたことがわかっていながら、何も言えない…言わないって…カイトは……。

肝心な時、というか気まずい時に相手の顔を見られないのは…やましさがあるからだろうけど…

そこじゃねえだろう……。

この後の「相棒」で悦子は全く出ず、相棒22で元気な姿で出るのみ…のはず。

(観た時は悦子が病気だった、とかすっかり忘れてたわ。)

右京さんは味方だと頼もしいけど、敵になると怖いから、甲斐峯秋に助けを求めたのは…気持ちがわかる。理解できる。

でも罪は罪だからね…甲斐峯秋が正義を守る人でよかったよ…。

もっと腹を割って話さんかい

甲斐峯秋とカイト君がもっと良好な親子関係だったらもうちょっとどうにかなったかもしれないな…とは思うけど、なんにでも「親」のせいにするのも良くないよね。

結局もうカイト君は大人だし、決断したのもカイト君だ。

でもこの親子はもっと腹を割って話せよ…もっとどうにかなっただろ…。

甲斐峯秋は偏見が強いし、息子のことちゃんと好きなんだからもっと色々話を聞くべきだし

カイト君もカイト君で偏見はあるし、こうなりたい、とか嫌なこととか、今のこととか色々言えばよかったのに…。

拘留中の会話がこれまでで一番親子っぽかったわ。

確実に「警察庁 次長 甲斐峯秋」としてのキャリアに泥を塗られたことは確かなのに、カイト君から受ける不利益なんてない、と言い切っているのが強がりとはいえ清々しいよ。

お前はいつもそうやって強がってたんだな…という目線にすらなる。

右京さんにまで罪を擦り付けて…そうでもしないと「甲斐峯秋」を保っていられなかったんだろうか。

右京さんが怒らず「一意見として頂戴しておきます」って言ったのはとても優しいとすら思った。

右京さんロンドンへ…

右京さんはつらくなったりするといつもロンドンに行く とツイッターで見てあたしも笑ったけど、こればっかりはさ…ロンドン行って癒されて欲しいよ…。

無期限の謹慎って…実質クビみたいなものじゃん。

上司としての責任があるのも事実。

特命係に来てから犯行を行っているわけだし、右京さんはそれに気づくことができなかった。

右京さんが帰る時に、隣の組対五課の人たちが頭を下げてくれるのにちょっと泣けた。

甲斐峯秋の権力を使ってでも右京さんに会おうとしてくれたのは嬉しいけれども…でももっと…もっと早く気づけただろう…。

帰りのあの車…会話なんて…できないよな。

悲しい終わりだ。

画像引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/aibou_13/contents/story/0019/

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