鈴林です。
サブタイトルの漢字読めなかった。「かまきり」って読むのか。
ラストが想像できない話だったし、悲しかった。
本人がどう思っているかなんて、他人から見たら何もわからないものなんだな。
相棒6 3話「蟷螂たちの幸福」
君がいない世界に僕の居場所はない
蓬城静流さんの夫、田橋不二夫さんは世間で思われているよりもずっと奥さんのことを愛していたんだな。
事務所のバイトの子が見たという「旦那さんが用意した食事を食べずに床に落としてしまった」ことでさえも、きっと2人にしてみたら「とっくに解決していること」だったんだろう。
田橋さんの妹さんは「兄さんはあいつに取り殺された」的なこと言っていたけども、それは誤った見方だったんだ。
ずっとスランプだった奥さんが新作を書き上げるために、自ら殺人計画を立て道具も用意して行った今回の事件。
実際に当事者となることで「君ならこの後どうする!?」と言って…自ら引き金を引いて死ぬなんて悲しかった。
アイディアのためにした…にしては狂気じみているけれども、でも蓬城静流さんは末期がんで残された時間が少なかったんなら…理解できなくもない。
でももっと違う形もあったんじゃないかと思えてしまう。
静流さんは自分が死んでも、田橋不二夫さんだけは長く生きて財産と著作権で幸せに暮らして欲しい…と言っていたけど本人はそんなこと全く望んでなかったんだ。
静流さんがいない世界に自分の居場所はない。
それならば今ある命を彼女の作家人生のために使おうと…したんだろうな。
静流さんがその思いを汲んで作品を完成させたのはさすがだ。
だから通夜の時もずっと書いていたんだろう。
時間が無いからこそ、雑誌社の顧問弁護士を使ってすぐに警察から出られるようにだってした。
犯人の気持ちになりたかったからこそ、伊丹さんたちの取り調べに対して「それで終わり?」という言葉が出てきたんだろうな。
この2人のようになりたい…とは思えないし、悲しい終わり方だけれども一応理解はできる。
遺作となってあの作品が発表されて本当に良かった。
あなたにもっと早く会えていたら
右京さんって蓬城静流さんのような、クリエイティブな人に本当に好かれるよね。
色々な方面に知識があるというか、見識が深いからできることなんだけれども右京さんが傍にいればミステリーはいくつも書けるような気がする。
右京さんとの会話もきっとあの新作に活かされているんだろうな。
右京さんと亀山さんが調べてつきとめたことや、あの推理の会話も何かしら描かれてそう。
画像引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/aibou_06/contents/story/0003/
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