鈴林です。
ツイッターやインスタで映画を紹介している大友しゅうまさんの映画紹介マンガを読んでから気になってたやつを観てみた。
2時間もあるとは思わなかったけど、観てよかった~。
プラダを着た悪魔は観たことが無いけども、いつかそっちも観よう。
プラダを着た悪魔の続編、ではないけれども「続編みたい」と言われてる…のか。よくわからんなw
マイ・インターン
誰にでも好かれる70歳のインターン
ベン・ウィテカーは本当にすごい人だ。
子どもも孫もいて、奥さんには先立たれている70歳の男性。
近所? に住むパティから迫られているモテる男でもある。
「やれることは全てやった」ってビデオメッセージで言っていたけど、あれだけやっていたら確かに「全て」やってるわ。
あたしからすると定年退職して好きなことをして生きていけるって、とってもうらやましいことだけれどもベンからするとそうじゃなかったんだな。
FIREした人が「やることが無くなる」と言っているのを聞いたことがあるけれども、ベンも同じようなものだったのかな。
奥さんがいれば何か違ったかもしれないけど、1人で旅行、1人で映画を観る…とかしても楽しくなかったのかも。
中国語を勉強したのだって「とても中国語に興味があった」とかではなく、「やってみたかった」という小さな興味からだったんじゃないかな。
社会とのつながりを持とうとするために、雨の日でもコーヒーショップに行って朝ごはんを食べるなんてこの行動からだけでも「何かしたい」というのが伝わる。
動画メッセージでの応募だなんて、それだけでシニアインターンにはハードルが高そうだけど「やりたい!」という気持ちが勝って深夜に動画を撮りだすくらいの意欲が本当にすごい。
入社してからのベンも最高だった。
ジュールズに仕事をもらえない内…というか遠ざけられているうちは新聞を読んだりして暇そうだったけど、
隣の席のルイスに注文方法を聞いたり、デイビスやジェイソンとどんどん仲良くなっていくのは観ていてとてもかわいかったし爽快だった。
40年勤めあげたからこその経験値とかもあるんだろうけど、ベンという人間が持つ人の良さや細やかなところが人を惹きつけるんだろうな。
「誰かのためになりたい」というのが感じられるとても良い人だ。
「みんなのおじさんになったようだ」ってベンが言ってたけど、確かにそんな風にも見えてくる。
並大抵のおじさんじゃなく、頼り甲斐のあって仕事もできるおじさんだ。
インターンであり大切な友人
アメリカでも飲酒運転は罪なのかな、と思って調べたけど日本と同じような基準では無いみたい。
作中の運転手くらいの量なら「まぁOK」くらいの可能性は高そう。
それでもベンが止めたのは万が一があるからなんだろうな。
運転手と次の日から連絡が取れなくなったのはどうしてなんだろう。
ベンがジュールズにチクったと思われたから…なのかしら。
「出会った当初は印象最悪だったけど、次第に良くなる」というのはラブストーリーの鉄板だけど、これはラブストーリーじゃない。
でもそうなってた!w
ベンの人の良さと知識の深さなんかが相まって、どんどんみんなに好かれていってジュールズとの関係も変わった。
ついには「大切な親友」だったか「大切な友人」とまで言われるようになるんだもの。
経験豊富なこと、そして「誰かのため」になろうとすることって大事なのね。
ジュールズには会社が、会社にはジュールズが必要
ジュールズにとって、会社も家庭も大事で「どちらが大事」とかは無い…はずだ。
それでも会社にかける時間が多くなって、家には寝に帰るだけで夫のマットと全然時間が持てなくなっていくのはもどかしいものがあっただろうな。
話したくてもマットは眠いし、娘のペイジも寝てしまう。
会社では会社で妥協なんてしたくないから全てに全力で取り組んでいる。
だからこそ会社の業績は上がるし、売れもするんだろう。
キャメロンに言われていた「ジュールズ時間」というのはショックだったろうな。
遅れてしまうのはわざとじゃないけれども、待たされている側からするといい気分じゃない。
そんな陰口…というか名前をつけられるのも悲しいと思ったんじゃないだろうか。
ベンもマットもジュールズにとって会社が大切で、CEOなんて必要ないって理解していたけれどずっとジュールズにそれを言えなかった。
ジュールズ自身も迷っていたし「マットを取り戻すため」に必要なことなのかも、と思っていたからなのかな。
サンフランシスコのホテルでベンと2人でいる時にジュールズがマットの浮気の相談をするところは観ていて悲しいというか…つらいというか…何とも言えない気持ちだった。
ジュールズはベンだからマットのことが相談できたんだと思う。
キャメロンなら絶対に言ってないし、部屋にもあげていないだろう。
一緒にいても「男女の雰囲気」にほぼほぼならないからこそ、ベンをベッドの上に座らせることも許可したように思える。
ベンの言うことは確かにずっと正しかった。
そして伝え方は優しい。
ジュールズにとって優しい、傷つけない言い方や表現をしてくれることが多くて観ていて全く嫌な気持ちにならなかった。
ホテルで流れていた映画でベンが泣いていたけれど、あれはきっと奥さんとのことを思い出していたのかな。
そしてきっとベンの横ではジュールズは寝てしまっていたんじゃないかな…と思った。
観ていて気持ちのいい映画
面白かった…!
ベンがとてもとても前向きで「こうなりたい」と思えた。
インターンとして入社して初日から5時間以上の暇な時間があって、上司と顔を合わせたと思ったら「異動でも良いのよ」とか言われちゃう。
あそこで「はい、異動で」とならないところが本当にすごい。
ノートPCの使い方すら危うかったのに、ルイスに聞いたりみんなに助けてもらってそんなことは小さな問題になった。
ベンが持っているブリーフケースを見て、ルイスがブリーフケースを欲しくなるくらいにまでなってた。
ベンの言う通り「クラシックは不滅」だわ。長く続いているだけある。
ジェイソンの恋の相談に乗り、デイビスに居候させてあげて、フィオナと恋人? になったベン。
ペイジともマットとも仲が良くて、会社のみんなから好かれていて…一体どうなったらそうなれるのか謎なくらいだw
「誰かの役に立ちたい」と考えているからこそ、あんな風にできるんだろうな。
ベンは出しゃばりとかではないし、自己主張が激しいわけでもない。
自分を抑えすぎな方でもない。
家で笑顔の練習? をしていたように、自分に足りないものがあると思ったら取り入れようと貪欲に努力するように思える。
ジュールズがマットからの言葉を受け入れることができたのも、ベンと話していたから…というのもあるんじゃないかな。
マットがラスト会社まで来て「CEOを雇うのを辞めよう」って言ってくれるのとてもいいよね。
マットは浮気していたけど、それでもジュールズには何が一番必要か、何が良いのか理解している。
「起こってしまったことは変わらない」けれども、確かに持ち直せそうだと思った。
時にはベンに愚痴ったりするだろうけれども、マットもジュールズもベンを介したり介さなかったりして仲良くやっていく…んじゃないかしら。
太極拳で始まり、太極拳で終わった映画だったw
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