鈴林です。
面白いらしいので観てきた!
私にウルトラマンについての知識はほぼ無い。
ウルトラマン80を見ていたことはあるけれども、他は全く観たことは無い。
庵野秀明展に行ったから、庵野秀明監督がウルトラマンをものすごく好きなんだということは知ってはいるけれども他は詳しくない。
ウルトラマンをよく知らない人からしか摂取できない栄養分があると思うんで、この感想はそういう人に役立てて欲しい!w
面白かったーーーーーーー!!!!
シン・ウルトラマン
この世界の日本、つらすぎ住みたくない
日本にしか禍威獣出ない、というだけでもうつらい。
始まってすぐに6体くらい? 禍威獣が紹介されて「総力を結集して倒した」って書かれていたけど、今は大人だから
一体どれくらいお金がかかったの…?
被害のことを考えたくない!!
ってくらいめちゃくちゃに被害出てそうだった。
そりゃ「人類滅んでないからセーフ!」と言えばそうなんだけど、それにしたって出過ぎじゃん。
つらいんよ!!w
外星人もウルトラマンも日本にしか出ないし、あの国に住んでいる一般人は一体どういう気持ちで日本に住み続けているんだ。
「死なば諸共。我ら日本人はこの国を離れぬ!!」
みたいな気持ちなんだろうか。
初めてウルトラマンが登場する禍威獣…(名前忘れた)の登場の時、おばあちゃんが座布団だか布団を持って避難していた。
避難の風景があり得そうな風景でちょっと笑っちゃったわ。
優しいとかそんなレベルじゃない
え…! ウルトラマンってどうしてあんなに地球の人に優しくしてくれるの!?
優しいってレベルじゃないじゃん。
ウルトラマンが初めて地球に降り立ったのは劇中で禍威獣と戦った時みたいだけど…そもそも観測者? として来たんじゃないんだ…?
あの時スペシウム光線で禍威獣を倒した後、神永さんの命を奪ってしまったことに悲しみ…小さな命を守って亡くなってしまったことに感銘を受けて融合をしたということなんだよな。
人間のことを知るために、神永さんの知識から「広辞苑」を読んだり本を片っ端から読んだりしていたんだよね。
ザラブの時も、メフィラスの時も、そしてゾーフィとの会話についても…一貫して人間サイドに立っている。
ゼットンとなんて、身を挺してあそこまでしてくれるのはどうして!?
やりすぎじゃん!! 嬉しいけど、やりすぎじゃん!!
人間の叡智が集まり倒すための計算式なんかが完成した時も、ウルトラマンはその反動で別の並行宇宙に飛ばされてしまうって言われたのに
「私の命は使い切って構わない」
みたいなこと言ってくれるし。
色々してくれすぎて不安になっちゃう。
ゾーフィもウルトラマン(本名:リピアだっけ?)が人間が好きな気持ちを理解してくれるくらいに、何もかも捧げている気がする。
ウルトラマンが人間を産んだわけじゃないけれども「人間はまだ幼い」って言って、宇宙社会から見て地球の人間たちが成長するまで見守りたいみたいだったの…もはや母性では???
光の星の決まりかなんかで色々決まってるらしいけど、そんな決まりなんてどうでもよくなるくらいに人間のこと好きになったし守ってあげたくなったってことなんでしょ?
ウルトラマン達、光の星の住人からすると神永さんが少年を守るために身を挺したあの行動は「何故そこまでするのか」と思えることだったってこと??
人間は脆いし弱いのに、更に弱い存在のために命を懸けてしまう…というところに矛盾を感じてその矛盾がたまらなく好きになってしまったということなんだろうか。
ラストって結局ウルトラマンは死んでしまった…ってことなんだよね?
神永さんとウルトラマンの融合は解けて、神永さんは地球に戻ることはできたけど「リピア」ことウルトラマンはゾーフィと一緒に光の星に戻った…というか死んでしまった…という理解であっているんだろうか。
高橋一生の声がいつ出てきたのかわからなかったんだけど、もしかしてラストのゾーフィとウルトラマンの会話の時の「ウルトラマン」の声だったりした??
ウルトラマン死んじゃったんだよな…? と思ってのラスト悲しかった。
ウルトラマンに続け!って感じで次々に来る外星人たち
ザラブさん
もう声が悪そう!(誉めてる)
ザラブが出てきただけで電磁波発生してPC落ちたり色々と電気系統イカれるの迷惑すぎるw
願うだけで元に戻せるのすごいけど、これは利用されてしまうわ。
他の国より早く条約結びたくて、不平等条約だけど結んじゃう…って鎖国始まった当初くらいの日本みたいじゃん。あり得そうで笑う。
人間そんなに進歩しないものだよね。
ザラブはウルトラマンというザラブにとって邪魔になりそうな奴を排除したいがために、偽物を演じて「ほら、あいつは敵なんだ。味方は私だけ」としたかったんだよね。
神永がさらわれちゃうところ~浅見さんに救出される辺りまでの流れすごかった。
え…ウルトラマンってあんなことまでできるの!?
それとも神永さんの意識がああさせたんだろうか。
救出される準備が良いんよ…。
「ここがクライマックスじゃないんですか!?」ってくらいに面白かった。
そしてめちゃ都市部なのに始まる戦闘。
高層マンションに住んでいる人、
生きた心地がしなかっただろうなぁ~
とか考えてしまった。
もちろん!!!
建物どうこうよりも、ザラブを倒すということが大事なのはわかってるんだけれどもね!
そして地表にいる人間を気遣ってのウルトラマンの攻撃の数々もかっこいい~~~~~!
紳士!!! 人間に比べて紳士!!!
空に向けてのスペシウム光線、からの気円斬みたいなやつすごかった。
好きな言葉もあるメフィラスさん
山本耕史~~~~~!!!
観る前からツイッターで「メフィラス」って名前をよく見るから、出るんだろうなって思ってたけど禍威獣…じゃなくて外星人だったんか。
自ら「0号」だと言っちゃうくらいに長く潜伏してたんだな。
名刺を渡す文化や、人間社会のことをめちゃくちゃ理解されている。
その上でβシステムを人間に使って、人間を兵器化したりして…いずれは他の星に輸出しようとか考えていたんだろうか。
地球にいる人間たちから上位存在だと思われたとして、メフィラスたちに利点は無さそうに思うんだけど…。
ウルトラマンと一緒に団地近くの公園でブランコ乗りながら会話しているのも面白かったし、
居酒屋で2人で飲んでるのも良かった。
もしあそこでウルトラマンが同意してくれていたら、割り勘じゃなくておごってくれたんだろうなw
βシステムによって、人間が生物兵器化する世界ってすごいな。
人間130億いて、全部兵器化可能って…他の星の立場からすると「兵器つかみ取り」って感じだもんね。
「セール始まってるから無くなる前に行かなきゃ!」みたいな。
メフィラスがそこまで考えてβシステムを供与しようと思ったかはわからないけど、メフィラスがすぐに帰ってくれてよかった。
ウルトラマンとメフィラスの戦いもかっこよかったーーーー!
光線撃たない…と見せかけて撃つ! というタイミングの一致とかマジで最高だった。
メフィラスがすぐに帰ろうと思ったのって、ゾーフィがいたからだよね。
ゾーフィとウルトラマン2対1はやりたくない…とかじゃなくて、ゾーフィ達光の星のやり方がわかったから、
「面倒なことには巻き込まれたくない」
だったのかな。
結果として…メフィラスがβシステムの有用性を示してしまったことでゾーフィが来たとも言える…のか?
人間だけじゃなくてこの辺の銀河滅ぼします
光の星の決まり、大ざっぱすぎない!?
βシステムを使えば人間が兵器化することが宇宙に知れ渡ってしまい、このままだと人間を利用しようとたくさんの外星人が地球にやってきてしまうので…
この辺の銀河滅ぼします。
って!!!!!!
え、そんな!?!?!!?
人間でいうと…「ここから鳥インフルエンザみつかったんで、ここにいる鳥、全部殺しまーーーす」ってくらいのことなんだろうか。
ゾーフィの口ぶりと仕事? からすると…たぶんこのくらいなんだよね。
そしてウルトラマンは人間に対しての思い入れが尋常じゃなくて、守るためにあそこまでやってくれたのか…。
ゼットンとの戦い、すごかった。
「これは勝て無さそう」がものすごくわかりやすかった。
そりゃね…そりゃあ人間もやる気無くすわ。
もう少しで地球滅びちゃうけど、それを一般市民に告知したらパニック必至だし「知らない方が幸せなこともある」として秘密にするのも理解できる。
βシステムをメフィラスから人間に渡すのはNGだけど、βシステムを地球での計算式に置き換えて人間に一から考えさせる? のはアリなの…
ウルトラマンの私情が入りまくりでしょw
もう子育て!!!
そして色んな計算の結果、ウルトラマンがパンチしてぶっ飛ばせばOK、になるのわかりやすかったけど
その反動で他の並行宇宙に飛ばされちゃうのつらい。
シン・ウルトラマン面白かった!!
ツイッターでセクハラがどうとかなんか色々書いてあるのは知ってるし、
ウルトラマンファン? とか特撮ファンがみんながみんなこの作品を好きなわけじゃないのは知っているけれども…
あたしはものすごく面白かった!! とても!!
始まってすぐに禍威獣がたくさん紹介されて「叡智を結集させて倒しました」ってなってる辺りからもう面白かった。
庵野秀明展で庵野さんがウルトラマン大好きなのは伝わったけれども、
モーションアクションアクターもやって、ポスターのデザインにも関わって、流す曲の選曲もやってて…本来ならそこまで関わらなくても良い立場の人だろうに…w
本当に好きなんだろうな。
大学生だかの頃に作ったウルトラマンの映画もそうだし、好きすぎて作った感がある。
観に行って良かった!!!
コメント
シン・ウルトラマンを面白いと感じていただいてありがとうございます!いち特撮ファン、ウルトラマンシリーズのファンとして本当に嬉しいです···。
この映画にはかつての初代ウルトラマンの魅力がたくさんつまってます。かつての初代ウルトラマンは凶悪な怪獣を追って地球をたまたま訪れ、その過程で誤って科学特捜隊(通称・科特隊)のハヤタ隊員の乗る機体と衝突してハヤタ隊員を死なせてしまった責任を感じてハヤタ隊員と一体化しました。それからゼットン戦まで人類の為に戦ってくれました。それらの戦いの中に映画にも登場したネロンガもガボラもザラブもメフィラスもゼットンもいました。ザラブは特に庵野秀明が好きな宇宙人だそうで、映画でもほぼ完璧に再現されていました。メフィラスは山本耕史という名優を得たことで、その魅力は更に高まっています。生まれ変わった彼らの活躍をご覧になられて、こうやってウルトラマンを好きになっていただける方がまた増えて、本当に嬉しいですね。
少しうんちくを言いますと、気円斬みたいと表現された技はウルトラスラッシュ(通称・八つ裂き光輪)といいます。ウルトラマンが映画で最初に戦った相手はネロンガ、初代ウルトラマンでは第3話に登場する怪獣です。初代ウルトラマンの初戦の相手ではないんですね。それからゼットンですが、映画ではゾーフィが持参しましたが、初代ウルトラマンでは侵略宇宙人ゼットン星人が送り込んだ切り札的怪獣で、宇宙恐竜ゼットンが正式名称です。ゾーフィは初代ウルトラマンではゾフィーと呼ばれていて、ゼットンに敗れたウルトラマンとハヤタに「命を二つ持ってきた」と言ってそれぞれに命を与えて、ウルトラマンと共に光の国へと帰っていきました。結末に関しては初代と映画では違いますね。
セクハラ的なシーンに関しては自分も心配はしてました。長澤まさみの巨大化に関しては初代でもヒロインのフジ隊員が巨大化するシチュエーションがあるので自分的には「本当にやったのか(苦笑)」的な気持ちなんですが、今のご時世ではね···と。まあとにかく、長々と書いてしまいましたが、映画楽しまれたようでよかったです。
ウルトラマンシリーズもお好きなんですね! こちらこそなんだかありがとうございます!w
ウルトラマンのオマージュが多い、とは聞いてましたがそういう色々なところも共通してるんですね。
やっぱり気円斬みたいなやつ名前あったんですね!w ググろうかと思ったんですが、とりあえずそのまま書いてしまいましたw
ゾフィーは何故か聞いたことがあったので「変えたのかな?」と思ったんですが、初代ウルトラマンだとそういう展開になるんですね。
命を二つも持ってきてくれるって…そんな…! 神みたいな存在じゃないですか。
セクハラ的なシーンってアレなんですね!
アレは…メフィラスがしたことですし、その後上がった動画や写真も消してくれましたし…。
男であってもやられたら嫌なことなので「セクハラひどい!」と騒ぐほどのことなのか? というのが騒動に関する私の感想です。
感じ方は人それぞれなんで難しいですね。
シン・ウルトラマンめっちゃ面白かったです~~~! 過去のウルトラマンにも興味出ました。
あとな長澤まさみが気合を入れる時に自分のお尻や相手のお尻を叩いたりするところや、展開上必要とはいえ斎藤工が長澤まさみの体臭を嗅ぐシーンを結構長く撮ってたりするのとかがセクハラとか言われる感じなのかなと。
あそこなんですね!
そんなことまで気にしなくても……とは思ってしまいますが…まぁ仕方ないんですかねぇ…。