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ブック・オブ・クラレンス 嘘つき救世主のキセキ 感想・ネタバレ 嘘をつく中で良いこともする

ブック・オブ・クラレンス 嘘つき救世主のキセキ_R 洋画

鈴林です。

色々あってこの映画を観ることになったんだけど、U-NEXTでポイントを漫画以外で使うのめちゃくちゃ珍しい気がする。

この「ブック」って聖書って意味かな?

キリスト教についてにわかの知識しかないし、信者でもないけれどもこの映画観たらちょっと信じちゃいそうになるわw

ベネディクト・カンバーバッチも出ててびっくりした。

邦題の「嘘つき救世主のキセキ」って、言ってること間違ってないんだけど…なんかダサいんだよな…。

磔の刑って「色々ある中でめっちゃ重い刑」だと思ってたけど、この当時のエルサレムだと割とありふれた刑だった……のかな?

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ブック・オブ・クラレンス 嘘つき救世主のキセキ

クラレンスは正直で素直な男

物語の中盤までは、借金して賭けはするし嘘はつくしシーシャ? かクスリかわからんけど吸ってるしろくな奴じゃないんだけど、「俺も救世主になって荒稼ぎする」から様子が変わってきた。

あたしが印象的だったのは双子の兄 トマスとの関わりかな。

聖☆お兄さんでそういえばトマスっていた気がするな…くらいしか知識が無いけど、双子なんだ。

兄のトマスは母アミナを置いてナザレのイエスの元に行ってしまい、母の元にはクラレンスだけ。

ヤクザの親玉っぽいエディデヤから金借りて賭けをしたりするのも、全ては母親を広い家に住ませて楽をさせてやりたいか…だったなんて……。

クラレンスのこと憎めないよ!!!

トマスはナザレのイエスの元で使途をしてて、そしてクラレンスは新しく救世主活動を始める中でトマスも「お前そんなことやめろよ」とか「こんな奴(クラレンスのこと)なんて信用できない」とかボロクソに言う。

クラレンスは普段はひょうひょうとした雰囲気なのに、トマスとの会話になると急に素直になるというか虚勢を張らなくなるというか…すごい素直になる気がする。

この映画の中でほぼずっとトマスのことを「兄」としては認めてなくて「俺より10分早く生まれただけだ」って言ってる。

トマスのこと嫌いなのかと思ったけど、トマスに「お前は雑魚だ」とか言われたらすっごいつらそうだし涙ぐんでたから…トマスのことが心の底から嫌い…とかではなく「認めて欲しい」し、「母を大事にしてほしい」のが本音なのかな。

トマスもトマスで、救世主として崇められるようになったクラレンスから「もうお前なんてどうでも良い」的な扱いをされたら涙ぐんで帰っていくし…。

似てるんだよな…。

クラレンスがトマスに対して「お前は母を捨ててイエスを取った!」って怒ってるのが一貫していて好き。

それだけクラレンスにとって、母を捨てて救世主とか言ってる奴のところに行くトマスが信じられなかったし許せなかったんだな。

ヴァリニアは「アリの振りをした象」って言ってたけど、ヴァリニアはクラレンスのことが本当に好きなんだなと感じた。

本当に好きだからこそ、いつもろくなことをしないクラレンスに対して序盤は怒ってた…というか呆れてたんだろうな。

ヴァリニアはクラレンスとキスした後逃げなかったら…良かったのになぁ…。

嘘をつく中で良いこともする

きっかけが「洗礼受けてたらエディデヤもちょっと優しくしてくれるかも」というクソなものだったけれど、一応クラレンスもキリスト教徒ってことになるのか。

とはいえ全くイエスのこと信じてないのは新鮮に映ったわ。

ナザレのイエスと、イエスを慕う12人の男たちが地域の人たちからも尊敬されている…というか一目置かれている存在だとは思わなかった。

まぁ…男が13人も集まって、そのうちの1人を崇めてるんだから目立つよな。

「あいつにもできるなら俺にもできるはず! まずは敵を知ろう!」と思って、イエスの舎弟になろうとするの潔いw

プライドというか「人の下に絶対つかない!」みたいな変なプライド無いの良いね。

でもイエスの使途になろうとしてあれだけ笑われるってことは、クラレンスの悪名をみんな知っているってことなのかな。

ユダが出した条件が「アシェロの奴隷の解放」だったけど、コロシアムがエルサレムにあるなんて…ローマ人はそんなところにも奴隷を連れてきてるのかよ…

不死身のバラバと戦って勝てると思ってなかった……!!

すげーーーー!!

最終的に剣に太陽の光を反射させる太陽拳みたいな方法で勝つとは、機転が利く。

バラバもその後ずっとクラレンスのことを「王」と言って着いてきてくれるし、救世主として荒稼ぎした金でアシェロのところにいた剣闘士をみんな解放させてくれるんだもの。

嘘をつく中で良いことをしようと思った…とかなのかな。

エディデヤにお金を返すよりも、1人が生き残るよりも20人が自由になる方が良いという選択をしたクラレンスはまさしく救世主だった。

この奴隷の解放が後の奇跡につながったのかしら。

なんかトリックがあるんだろ?

「あいつができるなら俺にもできる! 何かトリックがあるはずだ!」って思って、ナザレのイエスを産んだという聖母マリアのところに行って

「あいつのトリック知ってます?」

って聞くの無粋というか不躾というか…図々しすぎて笑ったw

これキリスト教の人怒ったりしないの!?w

マリアが「経験がない、というのも色んな捉え方があるわよね。私は何もかも未経験だったの!」ってセックスもあれもあれも…って言ってるところも笑ったw

なんでも言ってくれるじゃん!!!!w

マリアの夫 ヨセフが座らずに立ったままなの、なんか…お付きの人みたいだったけどあれは…力関係を表しているのかな?

マリアとヨセフは結婚してないのにイエスを産んだ後、ヨセフは怒らなかったの? ってクラレンスが聞くから

「彼のところにもガブリエルは夢に出たのよ!」ってマリアが説明するのは…2人の力関係を感じるなぁ…w

こういうことかしら。

結局マリアの話聞いても全然納得せずに「ふーん」なテンションで帰るのもウケる。

マジの救世主に

どうやって金を返すんだ?

エリヤとバラバとジークに手伝ってもらって色んなところで「俺は救世主だ!」って活動して稼いだ金で身ぎれいになったクラレンスがヴァリニアをクラブ的なところに呼び出したのは……

あれはそこでヴァリニアとヤってしまいたかったってのもあるのかしら。

このクラブでのダンス、みたいなシーンも突然だったけど面白かったw

ヴァリニアが逃げなかったらきっと…一緒に寝たりしたんだろうに。

このクラブのシーンから雰囲気変わるんだよね。

バラバに槍がどんどん刺さるシーンは悲しかったし痛そうだった。

クラレンスはこういう時もやっぱり優しくて、ローマ人が嫌いなバラバに対して「ダメだ」とか「逃げろ!」とか命令してくれるの…超優しいと思う。

自分よりもバラバを大切にしているって感じがすっごくする。

エディデヤがクラレンスのことを庇ってくれるのもすごく意外だったけど、ものすごくかっこよかった。

最終的にヴァリニアが人質に取られてエディデヤの言う通りにはならなかったけど、あのエディデヤがクラレンスを「こいつは善人だ」って言ってくれたのはデカいと思ってる。

クラレンスがローマ人のボスみたいな奴の前で正直に「俺は救世主じゃない。嘘をついていただけだ」って言ったから…水の上を歩く奇跡が起きたのかな。

あそこで水の上を歩けたから磔になった、とも言えるけど…あそこで水の上歩けてないとクラレンスは溺れて死んでいただろうし。

クラレンスだけが水の上に立っているのはすごかった!!

後から来るローマ兵は水に落ちるのにクラレンスだけは立ってる!!

イエスの肖像画の真実

一般的に広まっているイエス・キリストの肖像画は勘違いだった、ときたか!!!

確かに…エルサレム出身の者だったら白人なのはおかしいもんな。

というか一番最初から出ていたスス? か何かで真っ黒だった腰が曲がったベニヤミン役が…ベネディクト・カンバーバッチだったとは!!!

ナザレのイエスから奇跡の施しを受け、右の手のひらからお金が湧きだしてくるようになり、そのお金で体をきれいにしてもらったら……

ベネディクト・カンバーバッチのお披露目!!! はびっくりしたw 声出たw

服着たらなんか「イエスに似てるわ」って言われてたけど、品が良い顔なだけでそんなこと言われちゃうなんて…見た目ってすごい大事だよな。

右の手のひらからお金が出てくるから、そのお金を色んな人にウッキウキであげてたらベニヤミンも磔にされちゃって……。

せっかく身ぎれいになったのにかわいそう…。

そしてそのベニヤミンを見て絵を描くのは、クラレンスからハッパを買ってた怪しい感じの奴!!

ベニヤミンのことをイエスと思った…のかな?

まぁクラレンスと一緒に「天にまします父よ」とか言ってたし気持ちはわからんでもない。

みんながイエスだと思っていたのはイエスではなかった、と伝える内容はびっくりしたけど確かにあり得ると思えた。

ローマ人、なんなん?

この頃のことよく知らないけど、ローマ人って何なの??

この頃ってローマ帝国が領土を広げていて、その中にエルサレムも入ってる感じなんだっけ??

後からエルサレムに来たくせに、「俺たちがお前の主人だ」みたいな顔で威張ってるのウザすぎるんだけど。

エルサレムのみんなでローマ人殺せないの? って思ったけど、あいつら武器も鎧もしっかりしてるし人数多いし鍛えられてるから手ごわいのかなぁ…。

エジプトから来た鉄、だか剣って言ってたから…クレオパトラとも交流してる時代なのかしら。

エディデヤとローマ人のボスっぽいハゲとの会話で「お前らの日に焼けたような肌も嫌い」とか言ってたけど、うるさいよって感じだわ。

お前らが勝手に来たくせに勝手に主人面しやがってからに!!!

帰れ!!! なんだあいつらは! と思って観てた。

黒人の人は黒人の人でかっこいいじゃん!!

クラレンスが「性的に取って欲しくないんだけど…彫像を見てお前たちが高圧的になる理由がわかった」って言ってたけど、

あれは暗に「お前等チンコ小さいの気にしてるから、チンコがデカそうな俺らに対してそうやって強く出るんだな」という皮肉? 悪口? を言ってるんだよね?

きっつい!!!!w 言うことがキツイ!!!

でもいいぞ!!!w

思ったよりすごく面白かった

ちょいちょい入る昔のアニメみたいなカットは何なんだろう…とか、目の色が変わるネタは結局よくわかんなかったなw とかはあるけど思ってたよりもすっごく面白かった。

マグダラのマリアは投石から守ってくれたエリヤにお礼も言わずにイエスに着いて行ったのは…解せない。

お礼くらい言えよ!!!

「自分に罪が無いと思う者のみ石を投げなさい」というイエスの名言みたいなのもあってなんかテンション上がった。

イエスと父も以心伝心じゃなくて「彼のことは父に伝えてある。あとは返事待ちだ」ってのがなんか意外だった。

そんな文通みたいな感じなんだね…!

即レスとはいかないのか。

クラレンスは嘘で救世主を演じていたはずなのに本当に救世主みたいになっちゃった人だな。

「ローマ人に仲間は売ってたまるか」という意地、というかポリシーを守ってイエスを売らなかったのもかっこいい。

ユダなんてクラレンスも売ったし、イエスも売ってたよ。

イスカリオテのユダが裏切り者として判明するときも描いてくれて面白かった。

最後の晩餐っぽいカットの時のあの「時が止まった」「時はゆっくり動き出す」みたいな感じすごい好き。

あとキリスト教って「告白したら許してくれる」的なとこが強いと思ってたんだけど、ペテロ? とか使途みんな血気盛んな感じで「生きた人間」って感じが強かった。

クラレンスを洗礼してくれたペテロだかも「クラレンス嫌い! お前なんて!!!」みたいな感じ強いし、イエスが私を売った者がいるって言った時も

「殺します!」

って即答してるし。

許す気が無い!!!!!w 

まぁ…でもそんなもんだよな!!w

クラレンスがラスト生き返っていたけれども…あれはクラレンスが死んでから3日後…?

そしてあれから3日後ということは、イエスは自分が磔になる前にクラレンスを生き返らせに来てくれたってことだったんだろうか。

最後に頭の上に電球が灯るのは「何か策を閃いた」ということ…? なんだよね?

これからどうするのか、わかったぞ! 的な??

「必要なのは教えだ」って言ってたし、クラレンスはキリスト教を広めることを閃いたって…ことなのかしら…?

画像引用元:https://www.sonypictures.jp/he/11373520

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