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相棒9 10話「聖戦」感想・ネタバレ どうしても死んでほしいんです

相棒9_R 相棒

鈴林です。

配信で観ても感じるこのつらさ。

元日スペシャルで観た覚えがあるが、「これを正月に放送するってすごい…!」と思った覚えがある。

それくらいに重い話。

この回には名探偵コナンの作者である青山剛昌さんが鑑識役として出演している回。

ちょっとニヤニヤしている鑑識が青山剛昌さんだよw

爆発した折原邸で右京さんと神戸さんが話しているときにいる鑑識さんが、青山剛昌さんだね。

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相棒9 10話「聖戦」

どうしても死んでほしいんです

この回つらすぎる。

富田寿子・富田広人くんの過去を知ってもなお、富田寿子の罪を責めることができる人はどれだけいるだろうか。

とても悲しい。

Episode 10 The hat has not been found.

折原忠志を殺すために必死に努力した2年間は、富田寿子にとって「充実」した2年だったと思う。

心臓が弱かった息子広人のために色々やって、野球ができるようになって、いじめられたりすることもあって、また不良になってしまったと思ったら働き出して…。

自分に誕生日プレゼントを買った帰りにバイクに轢かれて死んでしまったのがとても残念でならない。

しかもコカインでラリってしまった相手に…。

どんな事情があっても許されることは無かっただろうけど、コカインやってたならもう…余計に許せないよ。

被害者のことについて調べてはいたらしいけど、だったら遺族に顔を合わせて謝っていればよかったのに。

富田寿子が働くファミレスで顔を合わせていたのに、折原が富田寿子に気づかずにいたのが一番ダメなところだと思っている。

折原忠志に息子を殺されているのに「娘がやけどしたらどうしてくれるんですか!」は…いけなかった。

言ってはいけなかった。

「犯罪者は一生遺族に申し訳ない顔をして生きていけ」とまではいかないけど、あの言葉はダメだった。

あの言葉があったからこそ、折原忠志が広人くんのお母さんの顔を記憶していなかったからこそ、起きてしまった事件だと思っている。

まぁ…顔を覚えていたから必ず回避できたってわけでもないと思うけど。

広人くんのことは調べたのに、遺族には直接謝罪に行ってないってもうそこが自己満足だと思う。

折原忠志の詰めが甘いんよ。

旦那さんが入院した時にはすでに「折原に死んでほしい」という欲望を持っていた富田寿子だけど、あのファミレスで会わなければ殺意が動き出すこともなかった。

あのファミレスで会った時に、折原が富田寿子に気づいていれば殺意が動き出すこともなかったと思う。

右京さんに言った「ゲームなんてしているつもりはありません。これは戦争なんです。」からサブタイトルの「聖戦」が来てるんだよね。

右京さんも「ゲーム」という表現をしてしまったことを後悔したんじゃないだろうか。

富田寿子にとって、一番の目標は達成しているわけだから…失うものはもうほとんどないもんね。

右京さんは「あなた以外で広人くんのことを深く記憶していたのは折原だった」的なこと言ってたけど、そうだったら遺族の顔くらい覚えていろよ。

遺族に直接謝ることもしてないくせに、こそこそしてるから富田寿子のことを覚えてられなかったんだろ…と思えてしまう。

親子ともに行動力がある

広人くんも富田寿子も、ものすごく行動力がある親子だと思う。

広人くんは中学校? でいじめられたことで不登校になったようだけど、いじめた奴らとそいつらを庇う担任を殺すために本当に爆弾を作るってすごいんよ。

本当にすごい。

「あいつら爆発したらいいのに」とか冗談で言うことはあっても、本当に爆殺するために爆弾を自分で作ろうとするその行動力がすごいと思った。

爆弾作るにも知識とか色々と必要になるしね。

富田寿子も本当にすごい。

折原忠志を殺すと決めてから、体力・筋力をつけようと努力しているしそれがしっかり活かされている。

爆弾をテストする場所は借りたけれども、南雲プロダクションのトップを脅してバレないようにもするし…手を回す速さも範囲もすごい。

執念を感じるわ。

爆弾を作り、そして証拠を消すまで…など全てに執念を感じる。

そもそも折原忠志を殺す、という目的を達成することができたのがもうすごい。

おめでとう、という言葉を送りたい。

逮捕された後、広人くんが赤ちゃんの頃の記憶に留まっているようだったけど…その方が幸せかもしれないからそれで良いのかもしれない。

傍観者でしかなかった特命係

Episode 10 It felt good to tear your husband apart.

今回は特命係に良いところはなかったように思える。

神戸さんの言う通り「傍観者」って感じだったな。

右京さんでさえ富田寿子に翻弄されていたし、それだけ相手が悪かったということなんだろう。

帽子の件にしても、ビスケットを出した件にしても富田寿子は右京さんの上を言っていた。

自白めいた発言を引き出したかに思われても、その上を行く手段が富田寿子には用意されていた。

富田寿子を殺さずに逮捕できたのも、折原夏実さんのおかげって感じもするし。

神戸さんは折原夏実さんに良いように利用された感があるからね…。

折原夏実が富田寿子の働くファミレスに突撃した時、富田寿子がちゃんと録音を切ってから夏実にケンカを売るところが好き。

あんな風に振舞えば、折原夏実だけが頭がおかしいように見えるもんね。

特命係の2人と富田寿子という強い敵は相性が悪かった。

独断でウソをつくことができなかった

Episode 10 I can't tell a lie.

神戸さんは右京さんに確認を取らずに黙ってウソをついた方が良かった。

でも「右京さんにも了承して欲しい」・「右京さんにも協力してほしい」と思ってしまうところが神戸さんの人の良いところなんだろうか。

亀山さんだったらきっと右京さんに無断でウソをついていただろう。

過去にそんな回もある。

この時も右京さんは真実を伝えるつもりだったけど、ウソをついた亀山さんに話を合わせることにしているし。

なんだかんだ上司である右京さんの確認を待ってしまうところに、神戸さんの「いい子具合」が出ていると思ってしまった。

江上のお母さんは…残念だったと思わざるを得ない。

江上がお母さんに会えなかったのは悲しいわ。

画像引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/aibou_09/story/0010/index.html

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