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光る君へ 31話「月の下で」感想・ネタバレ 帝のために物語を

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鈴林です。

うわぁ……めちゃくちゃ面白かった…1週間待った甲斐があるってもんだ。

こんなに道長とまひろが長く会話したのは初めてじゃないだろうか。

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光る君へ 31話「月の下で」

まひろの取材

「カササギ語り」を書いたことで、まひろはもっと色々書いてみたいと思ったのかな。

確かまひろが色んな人に話を聞いたのは、道長が「物語を書いて欲しい」と頼みに来る前だったはず…。

あかねから枕草子について聞いたのも、あかねの率直な意見を聞きたかったからかな。

ききょうが言う「皇后さまのきれいなところだけが後世に残れば良い」というような考えも理解はできる。

そういう人もいるのは現代も同じ。

でもあかねは「なまめかしさが無い」ことからあまり枕草子に惹かれなかったという。

あかねの言う「気が利いている」と言うのは…現代で言うと「技法がきれい」とか「きれいに書いている」とかそういう理解で良いのかな?

読みやすいしきれいな文章だし、きれいな情景が思い浮かぶけれども…それだけ。

心にずっと残るかと言ったらそうでもない…ということかしら。

定子の人となりや見た目を知っている人であれば「これこそ…!」ってなるかもしれないけれども、定子のことをよく知らない人やそもそも内裏のことに詳しくない人だったらピンと来ないものなのかも。

あかねに借りた枕草子を朝まで集中して読んでいるまひろ、本が大好きだし枕草子に惹かれるものがあった、とすごく伝わる。

惟規に「私ってどういう人?」と聞いたのは、他人から見える自分と自分から見える自分の違いを感じたかったからかな…?

まひろがどんどん集中していく様が観ていてとても楽しい。

まひろにかける期待や色々

あたしの親も「もう今日は会社に泊まる!」って言ってる喧嘩してたことがあったけど、家がいづらいから会社(内裏)に泊まるってこの時代からあったんか…。

人間って変わらんな…w

明子は「私の息子にも良い位をあげて…ね!?」って感じで迫ってくるし、倫子とは彰子のことで揉めているというかギスギスしているし道長からしたら内裏が一番心休まるということなのか。

カササギ語のことからまひろのところに直接頼みに行くって…これまでの関係があってこそでしょ!!

福丸が「この家には左大臣様が来るのか…!? すげぇな!」って言ってて笑ったw

いとも自慢げでかわいいw 

左大臣があんなに普通に来る家無いよ…w

カササギ語が燃えちゃったから新しい物語を書いて欲しいと頼み…まひろが「書くからそれにふさわしい紙をください」と手紙出したら……

思ってた以上にめちゃくちゃくれる!!!!

あんなにくれるの!? マジ!?!?ってくらいに紙くれてたわ。

左大臣様から直接賜った紙なんてもう宝物やん! 大事にするしかねぇ!!

宋の言葉でまひろが言ったことを覚えていてそれを叶えてくれるし、「私の願いを初めて聞いてくれたな」ってこれまでの関係を隠さないことも言うし道長お前…!!!!

愛が深い!!

この時代紙だって安くないし、越前の良い紙だなんてめちゃくちゃに高級だろうに!

帝のために物語を

物語を書いたと思ったら、中宮 彰子に渡すのではなく帝に献上するものだった真実!!

「中宮様、と言うと目が虚ろになります」とか言ってたけど、普通の関係性でこんなことわからんのよ。

2人の仲がずっと変わってないの嬉しいけどヒヤヒヤするw

「帝に献上する、なんて聞いたらまひろは政の道具にするのかって怒るだろう?」ってまひろの反応を想定できているのもさすがというか仲が深いと伝わるし…大丈夫かこれから!!w

でも帝に献上する物語を書く、と意気込むのは意外だった。

そして物語を書くために、帝や女院様や中宮様…そして道長の家のことまで色々と話してもらって……これまでこんなに長く話したことなんてなかったんじゃないだろうか。

まひろはさらっと「帝も人だということですよ」って言っていたけど、この時代「帝を人と言う」というのってアリだったんだろうか…?

さすがに「神の子孫ぞ!!」っていう人はいなかった感じ??

でもあんまり言うと不敬と言われちゃうのかな。

月があんなに高くなるまで一緒にいて…直秀の話が出た後、なんとなく雰囲気が悲しくなった気がした。

月を見上げる時、同じように月を見上げている者がいるはずだと思ってきた…というのは「1人じゃない」と思いたかったってことなのかしら。

もしかしてこういう表現って源氏物語に出てきたりした!?

道長、去り際にまひろにキスするかと思ったけどギリしなかった。

さすがにあそこでは…危ないって…しなくてよかったけどちょっと寂しそうにも見えた。

まひろが覚醒…というか物語を書くにあたってどうするか決定したように見える描写…とっても良かった。

これまでまひろが経験してきたこと、見聞きしてきた全てがこれから書く物語に反映されているし、これから書き上げる物語もまひろという人間の一部…とも思える描写。

(でもちょっとだけ、落ちてくる紙のはじっこが目に入らないか心配した)

そして帝に献上し…

道長と賢子が出会うの、思ったよりも遅かった。

もっと早い段階で賢子が挨拶してるかと思ってたけど、邪魔にならないように会ってなかったのかな?

道長もうっすら賢子が自分の子だと気づいている…はずだけど、それをはっきり出さないのはこれまでに培ったものなんだろうかw

まひろだけがヒヤヒヤしているようだったけど、賢子に対して優しい道長微笑ましい~~~~。

「母に似て賢そうだ」という言葉に対して笑う賢子とニッコニコの道長の絵、とても良かった。

お上に献上された物語、読まれないかと思ったけど夜に読んでくれて良かった。

よくわかってないんだけど……あの始まりの部分だけで定子のことを思い出すもん???

そこまで定子に近しい描写でもなくない???

道長が心配してたけど、良い感じに気に入ってもらえますように…。

画像引用元:大河ドラマ「光る君へ」公式X、https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/episode/te/KQG3RJN88K/より

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