鈴林です。相棒の再放送を録画していると、色んな相棒が見られて楽しい。しかし亀山さんの頃の相棒再放送が少ないような気がするな…？ 仕方ないのか…！？ｗ
この回って、神戸さんが特命係である最後の事件…の一つ前なんだね。そう思って観るとラストが少し感慨深い。
相棒10 18話「守るべきもの」
警護対象との信頼関係が大切
土方さんは優秀なSPだった。自分の仕事に誇りも持っているし、やり甲斐も感じている。警察学校から出て希望のSPという職について精いっぱい働いてきた優しく強い人だったんだろう。
美濃部大臣を守っていた時に神戸さんとエレベーターで会って「今回は護れないかもしれない」と言ったのは、土方さんの技量の問題ではなくて精神面の問題だったのか。
もし土方さんの言う通り「後でゆっくり」と話すことができたのなら、神戸さんに「護れないかもしれない」という理由を話したのかな…。
…やっぱり話さないかな？ 土方さんの後輩の警備課の人は「警護対象者の秘密は絶対にバラさない」って言っていたし、きっと匂わせるようなことも言わなかったはずだ。
自分に厳しく仕事を忠実にこなしてきた土方さんにとって、SPを信用してくれない人の警護は「できない」と思ったんだろう。警護対象者が警護を信用していないのなら、勝手な行動をされてしまう。行動を制限・コントロールできない場合、未知の脅威に対象者が襲われかねない。
そうなった時、護れなかった時のことを考えて先に、土方さんは警察を辞めたんだろうな。
そこから泊(とまり)さんに出会い、泊さんが何か隠していると気づくも「本当に怯えているようだ」と察してくれた土方さん。まさか狂言の殺人予告だなんて土方さんも思わないだろうに…。
優秀なSPだったからこそ、仕事に誇りを持っているからこそ死んでしまったのが悲しい。
とんでもないことをしてしまった
二酸化炭素から酸素を取りだす？ 作り出すことができたら良いよね！ ひとまず温室効果ガスなんかの問題は解消するし、色々な環境問題が進むだろう。何ならそれを利用して新しい兵器だって作られる可能性もある。
そんな研究をしていて、成功しそうもないと気づいた泊さんと、研究費を使い込んでいた所長による狂言。それに巻き込まれて亡くなってしまった土方さん。
泊さんが「とんでもないことをしてしまった」って言うけど…ホントだよ…。
何してるんだよ…。狂言でやるにしてももっとやり方あったじゃん…。土方さんを殺してしまったばかりか
「土方さんは逃げようとしていた」
だなんて言って、土方さんの死を穢そうとするなんて。
狂言に巻き込んだばかりか土方さんが悪かったみたいに言うのはいただけないわ。警備会社の上司も、土方さんたちのことを売るし。周りに嫌な奴ばっかりじゃないか。あの上司は逮捕されないんだろうけど、何か痛い目に遭って欲しい。
土方さんは薄々泊さんのことをわかっていただろうに、最後まで職務に忠実だった。悲しい事件だった…。
胡散臭い奴と右京さんの会話
これまでの回でもあったけど、相手がインテリヤクザだったり頭の良さそうな悪い奴との会話の時…右京さんがニコニコぐいぐい質問していくのがとても頼もしいｗ
今回の日の丸会、というどう見てもヤクザのような奴らとの会話の時も
「そうですかそうですか」
って聞いてるんだか聞いてないんだか何とも言えない相槌打ったりするわりには、自分の聞きたいことをどんどんと聞いていって、事情聴取のようになっていく。
あれで怒り出したら相手の負けだし、公務執行妨害で逮捕されて余罪が積み重なる。そして右京さんはあくまでも「丁寧に」対応しているだけ…。そんな攻防が繰り広げられているのが観ていてヒヤヒヤもするけど楽しい。
画像引用元：https://www.tv-asahi.co.jp/aibou_10/story/0018/index.html
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