鈴林です。
この5話も含めて1つの話だよね。
この回も物凄く覚えている。とても印象深かった。
中学生だか高校生の頃に初めて見たけど、こんな話があるのかと衝撃を受けた。
高橋一生さんが若い!! この頃から芝居が上手い!!
高橋一生さんのこういうサイコパス的な役がものすごい好き。
相棒4 5話「悪魔の囁き」
悪は人を魅了する
安西直太郎っていう名前なのか。
安西さん役の高橋一生さんのあの…感情を大きく出すわけではないけども心の内では激動していると思わせるような芝居がすごく好き。
ヤバイ奴というのが伝わるし、本人も「我慢できない」喜びや怒りなんかの感情が噴出しているのが伝わる。
「悪は人を魅了する」というの、なんとなくわかる。
自分にできないことをするから憧れるのか、自分の中にもあるものを感じるから惹かれるのかはわからないけど…あまりにも残虐な事件だったりすると
犯人そのものに興味がいってしまうよね。わかる。
村木重雄と安西さんは何をきっかけにして2人で会うことになったんだろう。
内田美咲先生の助手だからってあそこまで2人になる機会が増えるものなんだろうか。
安西さんが望んだり、村木さんが望んだりもしたのかな。
村木重雄もやはり誰かに理解されたい、楽しみを分かち合いたいと思ったからこそ安西さんに話したのかもしれない。
安西さんが村木重雄の妻と関係を持ったのは、間接的に村木重雄を支配したかったからなんだろうか。
村木重雄が女から奪ったピアスを妻に送り妻を支配する。
そして安西さんはその村木の妻と関係を持ち、村木の妻も村木重雄も支配する……ということにならないだろうか。
2人の関係に溝を入れようとするのではなく、自分の支配欲を更に満たすために関係を持ったとしたら…用意周到というか…なんというか…支配欲が強すぎる。
ウィンパティオにはちゃんと意味があるみたい。
彼らは「ウィンパティオル」というような言葉をつぶやいていましたがこれはラテン語で
Vim patior 意味は「圧迫に耐える」というような意味があるそうです。
この呪文を唱えることによって木村や研究助手はいわゆる「悪魔」へと変貌していったのでしょう。
逆に言ってみればこれが悪魔となるための発動キーのようなものと言えるでしょう。
http://blog.livedoor.jp/hakatatrain/archives/50342683.html
もう更新されてないブログのようだけど、このページが一番最初に出てくるし説明が完結でとてもわかりやすい。
ピアスは古代エジプトでは魔除けの意味を持ち、その魔除けを取るということは相手を無防備にすることに繋がり「支配」するということになる…。
ってのはわかるけど、そこからどうして悪魔崇拝のような方向に行くのかよくわからない。
「ウィンパティオ」と唱えることで、圧迫に耐え…そこから別のものに変化するのだ、という意味が込められているんだろうか。
唱えることで何かを動かす…変えようとする…勇気づけるという意味がある? のかもしれない。
安西さんが悪魔崇拝をあそこまでしているのは…すごく怖い。
でもコロナが流行った今では、どんな「怪しいトンチキなもの」であっても真剣にそれを信じ傾倒する人がいるとわかっているから
安西さんのように悪魔崇拝する人もいるんだろうな…とリアルに感じられた。
うるさい黙れ
ラスト辺りのシーンで安西さんが右京さんに言った
「うるさい黙れ」
でちょっと笑ってしまったw
そして右京さんの言葉が少しも響かない人なんだな、とも感じた。
でも安西さんの立場だったら…右京さんの言葉は本当に「どうでも良いこと」だよね。
安西さんにとって、人を殺すということは「おいしい空気を吸いに山にでかける」くらいに良いことであり気持ちのいいことなのだと思う。
そんな良いことをこれまで知らなかった自分。
でも村木さんに出会ったことで知ってしまった。知らない頃には戻れない。
だから「病のようだ」と言っているんじゃないのかな。
「治して欲しいのは僕の方だ」と言っているけど、本当に治して欲しいのか怪しい。
罪から逃れるため? なのかな…。
「うるさい黙れ」と右京さんに返すシーンは、子供っぽくも感じたし「聞き入れない」という強い意志のようなものも感じた。
安西さんにとって、被害者ではなく殺した人たちは「通り過ぎた道」くらいの気軽なものだったのかもしれない。
画像引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/aibou_04/4/story.html
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