鈴林です。
実際にこういう事件あっただろうな…と思わせる回だった。
もしかしてこれを放送した頃くらいに、こういうリコール関連で何かあったりした…のかな。
相棒は時事ネタも出てきた理するからまたそれが面白いんだよね。
相棒4 6話「殺人ヒーター」
無責任の連鎖
ヨツバ電機、という名前を聞いた時はデスノートに出てくる企業っぽいな、と思ったけど中身は全然違うものだった。
小柳津さんみたいな人が1人いるだけで、あらかじめ回避できる危機もあったのに会社の上層部がみんな
「あいつは面倒な奴だ」
「あいつのせいで仕事が増える、利益が減る」
と思っているのがまた悲しい。
お客様相談室にあがってきた声を社長たちにあげているのに、ろくに取り合わないし客の言うことも信用していない。
工場を止めると利益が減るって言って何も調べずそのままにして…そのせいで2人も死人が出ているというのにあの態度なのがまたムカつく。
「社長たちは知っていたはずだった」と証明できないのがなんとも悔しい。
しかし証拠がないことにはどうしようもないのは変わらない。
たまきさんの言う通り、はじめからああいう人間じゃなかったとは思うけど…。
どこで変わってしまうんだろうか。命よりも利益を取るようになる人間にはなりたくないわ。
彼があまりにも哀れじゃないですか
右京さんの想像した通り、小柳津さんはあの後輩くんから身を引こうとして「お見合いした重役とお付き合いしている」と言ったんだな。
捨てたと言っていた指輪を大事に持っているのに「あんなもの捨てたわ」って言っているのがその理由だよね。
きっと年が離れすぎているから、自分と付き合うことなんてせずにもっと別の人と家庭を持ってほしいと思って身を引いたんだろう。
社長の紹介のお見合いもたぶん…ろくに成功してなかったんじゃないのかな。
でもその後輩くんに殺されることになるとは…また悲しい。
右京さんが指輪を見つけた後、亀山さんに報告しようか悩んでる…というか迷ってるところは…右京さんに珍しくとても人間らしい。
亀山さんを励まそうと? 指輪を見せることを思いついたけれど余計に「彼は哀れだ」とまた落ち込ませるんじゃないか…と逡巡しているのが右京さんにはなかなか見られない反応だった。
右京さんなりに亀山さんを励まそうとするのってすごく珍しいし、結局何も伝えずにそのままにしたというのも珍しい気がする。
ヨツバ電機の彼らを追いつめる証拠も無いし、彼が哀れだったことが浮き彫りになるだけだから黙っていたのかな。
でも右京さんだけでも知っているというのが小柳津さんの救いになるんじゃないだろうか。
放火犯はいたけれど
全部ストーブによる事故じゃなくて、ちゃんと放火犯もいた!w
有名大学を出て、国家資格も色々持っているのに放火をしてしまうなんてなぁ。
勉強ができるだけで人間関係が上手く作れなさそうな人はダメよね。
勉強できなくても人間関係が上手くなさそうなのはダメなんだけどさ。
今回の放火犯は、そのダメさ加減が半端じゃないんだよね。
誰しも完璧じゃないからある程度は良いけども、基本的に自分以外の人間を見下しているから…そしてそれをわかりやすく出すからダメなんだよね…。
自分を落とした企業に火をつけて回るなんて怖すぎ。
画像引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/aibou_04/4/story.html
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