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ディーリー 6話 感想・ネタバレ この世界は汚いし汚い人間ばかり…なのか?

ディーリー_R ディーリー

鈴林です。今回のディーリーは予告の時点で、これまでとは違ったものを感じたけど…実際の事件と似たものを感じた。実際に起きた事件もこうやってドラマで観るとよりわかりやすく感じる。

今までは心温まるものが多かった印象だけど、この事件は違った。そして次回もきっと違う。

面白いなぁ…!

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ディーリー 6話

この世界は汚い

6話 もう生きていたくない_R

http://post.tv-asahi.co.jp/post-58827/

純子ちゃんは14歳。14歳くらいの頃って…世の中はきれいなものであって欲しいという思いが強まるよね。

いじめや不倫に悪口。そんなものは自分の周りでは起きていて欲しくないと思ってしまう。彼氏が自分を捨てて、親友と付き合うことになって本当に傷ついていたんだね。

彼氏ができたけど、手も繋がなかったのは…「まだ早い」と思っていたのか「きれいなまま」でいたかったからなのかな。純真すぎて、話す・一緒にいる以上のことをやろうとすら思わなかったのかも。

圭司の言う通り、嫉妬や汚い感情をどう扱っていいのかわからなかった。とりあえずどこかに吐き出してしまいたいから、ツイッター上に吐き出した。

6話 きれいなまま_R

http://dele.life/story/0006/

そこで獏に目をつけられてしまったのか…。獏の仕事が早い…。両親それぞれの不貞行為。自分を交えない時の友達のLINEの内容。裏でどんなふうに言われているのか知ってしまった時の絶望。

これもさー、純子ちゃんも同じではあるんだよね。純子ちゃんだって、日記や裏アカで友達のことに対して文句言ってたじゃん。何ならメールアドレスですら教えちゃってるじゃん。

「どっちが先に」という争いは不毛だけど、純子ちゃんだって人の生活を勝手に見ているし勝手に「汚い」とか決めつけてる。それなのに純子ちゃんが「あたしのことを影でなんて言ってるか全部知ってる」って言って被害者面するのはずるい。

それも…獏、tapirに思考を誘導されてしまった結果なんだけれども…。

きれいなまま死にたい、という結果にしかならなかったのが悲しい。

いじめ

6話 話して_R

http://post.tv-asahi.co.jp/post-58827/

純子ちゃんの死がきっかけなんだろうけど、それでもあのいじめられてた子、まみちゃんには関係ないよ。

「ブスだからってあたしの彼氏に色目を使って~!」

とかクソくだらない理由で「生きててごめんなさい」「ブスでごめんなさい」とか言わせるまでに追い詰めちゃうんだもん。十分罪だよ。もちろんあのいじめてた側も辛かったんだろうけど、被害者はもっと辛いんだよ謝れ。

もっと心を込めて謝罪しろよ。学校に行ってないのに制服を着て家の屋上から飛び降りようとするって…色々と準備してるし覚悟してるのを感じるわ。

6話 生きてていいんだ_R

http://dele.life/story/0006/

祐太郎は「おじさん」と言っているけど、圭司は「お兄さん」と言っているのが…あんな状況でもほのぼのした。

まみちゃんにとって、圭司の言葉はすごく刺さったみたいだった。あの状況であそこまでクールでいられると「これはお世辞とか合わせて言ってるんじゃない」って思えるよね。

まみちゃん幸せになって…!

闇の底

獏の正体は、ただのおじさん。

会ってくれない娘に対する…復讐?というか八つ当たりの一環で、人生に悩む子どもを自殺に追い込んでいたのか。

圭司に言わせれば「システムとは呼べないもの」で、個人情報をさらってターゲットの考えを全てネットの世界から取り出して「真実」を見せる。

6話 バクさん_R

http://dele.life/story/0006/

こんなに人間は汚い。きれいに見えるものもこんなに汚い。

君はこうなっちゃいけない。きれいなまま死のう

と心理誘導する。これでおじさんがスッとするのかはわからない。でも自分の思い通りに人間が動いて、その結果命を捨てるんだから「達成感」のようなものはあるかもしれない。

圭司がたった一人で、犯人のところに行って話すとは思わなかった。圭司にとって、一番許せない部類だったんだと思う。

このデジタル社会の中で、キーボードを触ることができない生活。デジタル社会の中でアナログな生活をしなければならない生活。

圭司が見張るのも手間だけど、その手間を惜しんでも許すことはできない悪が、tapirなんだろう。

怪しいけど怪しくない

祐太郎1人で、tapirと会話していた人を全員救うのは無理だ。

でもやらないよりは良い。悩んでる人、いじめられてる人にとって自分の存在を認めてくれる・許してくれる人はとてもありがたいものだと思う。

学校が始まったばかりであろうこの時期に、いじめとかネットいじめのことを描いてくれたこのドラマは…すごいと思う。

これを観て、これを知って、何か変わってくれたらいいと思う。

汚いって…

シェイクスピアのマクベスに

きれいは穢い(きたない)、穢いはきれい

って一節があるけど…それだよ。穢いことも捉えようによっては「きれい」にもなる。価値観次第だよ。きれいでいたから、穢いままでいたから何だっていうのか。

別に何だって良いんだよ。自分で自分を縛ることは無い。

でもいじめは別だけどね。いじめてる奴らに子どもができたら同じことを目の前でやり返してやりたいよね。

とか言うあたしも、自分に意識が無いだけで誰かをいじめたことがあるかもしれない。人には優しくしよう…。

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