鈴林です。おんな城主の最終回も近づいてきたように思う。徳川が残るために必要だった息子殺し…。サブタイトルは「魔王のいけにえ」か、上手いこという~。
この時代の武家であれば色々と仕方ない部分もあるけど…戦国時代の日本って「とりあえず殺しとけ」みたいなことが多すぎるよなぁ…。人を生かしたままでもっと何とかしようとして欲しい…。
おんな城主直虎 45話「魔王のいけにえ」
言いがかりで殺す
織田と徳川の関係は、仲が良さそうに見えて実質は「今川と井伊」のように上下関係がはっきりしているものだったんだな…。織田信長は「徳川家康のことを弟のように思っている」って言うけど、信長って確か実の弟殺してるからね。
http://www.nhk.or.jp/naotora/story/story45/
信長にとってみれば、実の弟であろうがなかろうが自分に逆らうものは全て殺す対象になる。親類縁者だからってそれは変わらない。だから…「弟みたいに思ってる」も、信長に関して言えば何も安心材料にならない。
もう信長の部屋の様子が怖い。インテリアの何もかもが怖い。「ラスボスの部屋!!」って感じが強すぎる。畳の上でもブーツ履いててマナーも悪い。畳職人に謝って!!
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信康に官位を与えようとしたのは、やはり家康と同じ立場にして信長の操り人形が欲しかったからかな。父と息子が同じ官位、とあれば本人たちが何かしなくても家臣が何か問題を起こす可能性もありそうだし。
信康があそこで断ってくれたから、信康だけの被害で済んだ…かもしれないけど…。
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徳姫に嘘の手紙まで書かせるなんて、なんて親だ…。徳姫は、信康のこと大事に思っていたんだろうか…。一応信長に本当のことを伝えているし…「信康たち徳川勢のことは心配しないで」って言ってるし、信康側ではあった…んだろうな。
信康たちが側室を入れるなんて思わなければ、そもそも家康の側室が男の子を生まなければ、信康が官位を承諾していたら…。悔やまれることが多すぎる…。
お前は織田に馳せ参じろ
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酒井忠次が、織田の前ではっきりと「信康さまはそのような目論みしておりませぬ!」と言っていれば解決したか?、という問題…。解決はしなかった…とは思うけど、徳川の総意としては伝わるよね。
酒井忠次が家康からの心証がめっちゃ悪くなってて「ざまぁ」って思った。こいつは気賀の時に気賀の民を殺してから全く良いイメージが持てない。確かに酒井忠次の言う通り、あそこで「信康を斬る」って受けなければ徳川全体に飛び火したかもしれないけど…。
すぐに承諾することでもなかった。もっとはっきり断っても良い内容だった。「問いたださないとわからない」なんてこと言えば「管理できていないのか」と言われるに決まってる。家康の息子なんだから裏切る訳がない、とはっきり言っても良かったとあたしは思う。
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「自分のせいでこうなったから、みんなが言いにくいことを言います」って言って「信康さまを斬りましょう」って言ってたけど…そーいう役の立ち方やめろ…。「信康を生かす」方向で役に立とうとしてよ…。真っ先に諦めてるんじゃないよ…。
こいつのこーいうところが本当に嫌い。
今ではすっかり鬼ババア
おとわちゃんは確かに歳をとって、昔ほどまっすぐには進まなくなったよね…w経験も積んだし、色々あったからこそ慎重にもなった。政次の良いところが強く出ているようにも感じる。
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瀬名ちゃんが「信康の側室が欲しい」という手紙をよこしてきたときに断るのもわかるけど…南渓和尚の言う「瀬名が頼み事など珍しいだろうに」というのもわかる。
おとわちゃんは虎松に「できないことから逃げているだけ」って言われたのを気にしているから…直に武家として戻りそう…な気がするな。
方久がおとわちゃんと話してると本当に和む。「カーンですね!」とか日常会話ではさんでくるところに笑うw
武家として、武家だから
家康の母、於大の方が言う「武家なのだから子を殺す」というのは悲しい。それがあるから、おとわちゃんは武家であろうとすることを捨てたんだよね…。武家だから、武家として、今まで家を残そうと尽力してきた。
仕えたくもない家に仕え、そして家を存続させようと苦汁を飲んできた。しかしその分武家だからこそ、農民から年貢を取り裕福な生活をしているのも事実。
良いところだけ取って辛い部分はしない、なんてことは通らない。にしても…子どもを殺して家を存続させるなんて辛い…。「男の子が他にもいるから良いよね!」なんて…言えないし…悲しい…。
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信康は、家臣に慕われまくってて泣けた。信康はきっと自分が戻れないことを知っているかもしれないけど父親、家康が「きっと自分の疑惑を晴らしてくれる」とも思っている。信長によることだとも理解してそう。
信康が連れていかれる一連の流れを見て、おとわちゃんと重なってしまった。きっとおとわちゃんもあんな風にしそう。家臣に落ち着くように言って、慌てふためくのは相手の思うつぼだと諭してくれる。
実際家康たちがしていることは「真の敵」の思うツボなのだけれど…。
せっかくおとわちゃんと瀬名ちゃんが再会できたのに、こんなことになるとは…。おとわちゃんも人の家のことだから、さすがにずんずんとは入れないよね…。
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それまでは「尼の格好をしていると都合がよいのです」とか「仏も細かいことは気にしますまい」って言っていたのに…。昔懐かしい感じだったのに、瀬名ちゃんは「乱心したようじゃ」とか言って連れていかれちゃうし。
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家康は、努めて表情を崩さないようにしていたけど、信康が家臣をなだめるのを見て心動かされたようだった。
この話の中だけでもいいから、信康が生きていることに…できないかなぁ…!!!
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