鈴林です。
この映画、「青少年向け」とアマプラには書かれているけど観る前の注意事項的なものぶっ飛んでて笑うw
これだけたくさんあるけど、それでも「青少年向け」なのは…ラスト辺りを観て欲しいという気持ちが強いからなのか。
映画の始めの方と終わりの方で全然雰囲気が違う。
私がケーキを焼く理由
冒険をありがとう
こういう映画…というかこういう話って救いがあって終わるもんだろ、と思って観始めたけど…コリンが死んじゃうとは思わなかった。
色々あるけど治療がうまくいって完治したりするのかと思ったのに。
観ている間に「これは実際にあったことをモデルに~」というのを忘れていた。
それを覚えていたら「あぁ…」という悲しみを抱えつつ心の準備ができたかもしれない。
もうラストなんてジェーンとコリンは恋人だったと言ってもいいくらいに一緒にいたと思う。
ジェーンに出会いを作るため、ジェーンの何かが変わることを願って始まったケーキバーだったけど結局ケーキバーで2人が得たものは2人の思い出、ということなんだろうか。
コリンとの最期の会話って…あのベッドの上で向き合って? る時の会話かな。
あの会話でジェーンもコリンも「コリンは死ぬ」という想定で会話しているのが悲しかったけど、もう「きっと治るよ」とかきれいごと言ってられないくらいのところだったんだろうな。
あたしの想定が甘くてごめん。
ジェーンがコリンを看取るのではなく、両親に見守ってもらって…コリンのお父さんが教えてくれるのがなんだか意外だった。
ジェーンが一緒にいても良かっただろうに、家族に譲ったのかな。
コリンは死なないんじゃないか、と思って観ていたのもあるけどコリン死んだの悲しい。
腫瘍・ガンは若い頃になると細胞が元気だから進行が速いと聞いたことがあるけど、治る方に早くなれよ。
楽しいことをしていたい
毎週バーにケーキを持ち込んで新しい出会いを求める、と書くのは簡単だけど実行するのすごすぎるだろう。
観ていて

毎回のケーキの材料費ヤバくない…?
そしてバーまでの交通費も結構しそう。
そしてあれだけ色々食べて太らないのうらやましいな。
と邪念ばかり抱えて観ていたw
でもマジで材料費絶対に高いって!! 一体いくらするんだよ!!
卵も小麦粉も装飾しているお菓子やなんかもアメリカでも日本でも安くないだろうし、作る頻度も高いからだいぶたくさん買ってるだろうし…
そして毎週バーに行って遊ぶ体力がまたすげえよ。
私は陰キャな自覚があるけど、毎週バーに行って遊んで帰ってきて次の週も行く、という気持ちになれん。
ジェーン達と同じ年齢だったとしても2~3回で「もういいや。家で漫画読んでたい。」ってなる自信がある。
そこもすごいし、コリンはジェーンが好きな「ケーキ作り」をうまく取り入れて外に連れ出す口実を作ったよなぁ。
コリンはバーに行くの好きだったろうけど、きっとジェーンは一緒に行ってくれなかったんだろう。
だからオープニングであったみたいに突然ケーキ作りのことをベラベラ話して引かれちゃうことにもなる。
コリンはジェーンが白い目で見られるのが嫌だし、ジェーンの良さがわかる男をみつけたいからケーキバーを考えた…というのもあるんじゃないかな。
毎週色んなケーキ焼いて、男を探し、友達で楽しそうにしているシーンはすっごく楽しそうだった。
コリンが治験待ちで入院している病院で友達みんなで風船飾ったりセージを焚いて病院の火災報知器鳴らしたりしているところ、すごく好きw
コリンが行けなくても、コリン以外のみんなでケーキバーを完遂させようとしているのは何よりもコリンのためだったんだろうな。
コリンのために5キロ走ろう、のマラソンで帰り道につらそうだったのは「コリンは病気でかわいそうな人なんだ」というのをまざまざと見せつけられたから、なんだろう。
それまでは「私は走らないけど、みんなは私のために走ってね」って笑って言ってたのに、実際に始まって当事者になって実感してしまったんだろうな。
それもあってマラソンは「楽しくなかった」んだろう。
あなたになりたいって思ってた
コリンはジェーンになりたいと思ってたし、
ジェーンはコリンになりたいと思ってたのエモすぎるんだよ。ちょっと泣いた。
お互いのことが大好きで、相手の良いところがわかるからこそ相手に憧れるんだろうな。
コリンはジェーンが大好きだからこそ、両親に遠慮してロースクールに行こうとしているのをどうにかしたかったんだろう。
本当はケーキバーに行って変わったジェーンが言えるかと思ったけど、相変わらずジェーンは両親に遠慮したまま。
ジェーンが両親に言えるようになったのは、コリンの病気が進行してから…ではあったけどコリンの影響はデカいよ。
ラストでジェーンが「2人のために生きる」って言っているのがエモくもあり悲しくもある。
これから先は私1人の人生じゃなく、コリンの分もあるんだよって言っているのがわかる。
「そこまで思わなくても」とも思うし「それも良いよね」とも思う。
難しい。
観てよかった映画
観る前は正直「こういう映画興味ないんだよなぁ」とは思ってたけど、観てみると思ってたよりも良かった!
コリンのお父さんのキャラがすごい濃かったんだけど、これも…実際の人物に沿ってるのかな?w
病院のカットから椅子をいじってるおじさんが映った時

おいおい、椅子がガタガタするからって直そうとしてるの?
そこは病院なのに?
これだから病院はヤバい奴がいるんだよな~
と思ったらコリンのお父さんだったw
そしてその後のシーンでもコリンのお父さんのヤバイところがどんどん発揮されていった。
ジェーンと一緒に病院の外にある自分でお皿やカップに模様をつけられるお店? を出た後、ジェーンがカップを割ったらコリン父も皿を思い切り割ってるところびっくりした。
あれは「怒りをぶつける先」を物にした…ということだったんだね。
あのシーンの前、コリン父がコリン母に「あの時やっぱり連れ帰るべきだったんだ」って過去のことでコリン母のせいにしてるの観ていて嫌だったもの。
ジェーンはコリン父に怒りのぶつけ先を作りに行ったんだと気づいて…なんて良い子なんだと思ったよ。
中盤にあるコリンと周りの人がぶつかり始めてしまうシーンも悲しかった。
病気の進行、コリンの痛み、コリンの不安は他の人にはわからない。
だからこそコリンは自分以外に当たってしまったんだろう。
ジェーンとコリンで路上の下着セール周りで喧嘩しちゃったのも、ガス抜きとしては良かったと思う。
場所は…良くなかったけれども、周りよりもコリンとジェーンがどうだったか、ってのが大事だよ。
ジェーンはケーキバーの店を始めていて、イメチェンもしまくっているラストだった。
コリンの要素が入っているように見えた…のは気のせいじゃないはず。
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