鈴林です。今回で南井十の出番は終わり…。
前回は「あんまり面白くなかったなぁ~」と思ったけど、こういうことか…。なら…前回もわかるわ。理解できる。こういうことになっているとは少しも考えなかった。
今夜9時放送!『相棒season18』第15話 2週連続SP「善悪の彼岸~深淵」~今夜決着!特命係VS元相棒!!逆五芒星になぞらえた戦慄の連続殺人事件…犯人の最終標的は、“現相棒”の冠城亘!?https://t.co/i0hdTt3WJV pic.twitter.com/7Ra2t55k7y
— 相棒 (@AibouNow) February 5, 2020
ご都合主義と言えばご都合主義かもしれないけど、しかし現実的にあり得ることだ。
まぁだからと言って飯塚幸三は許せないけどね。あの人はちゃんと自分の意志あるし。
話が逸れたが、これまで南井の事件を観てきてまさか…こんな風に終わるなんて…思わなかった。
相棒18 15話「善悪の彼岸~深淵」
善悪に区別できることなのだろうか
びっくりだよ…。こんな風に終わると思ってなかった。
https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/story/0015/
確かに犯人は南井十だったけど、その動機が…。
動機というか、理由? 犯罪に至った経緯が、老いから来る脳の損傷だったなんて。
かつての相棒、カワエさん? と同じ結末になってしまっているのが悲しい。
今回見るまで
この事件のことで泣かんやろw
って思ってたけどめっちゃ泣いた。悲しかった。
https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/story/0015/
南井の中では別々の「南井」が居たのか。事件を起こす南井と、その事件を解こうと捜査する南井。二重人格ではなくて、それぞれの時の記憶がないからこそ新鮮な気持ちで取り組めたんだろうな。
自分が書いているメモに疑念を抱いてもそれを記憶に留めることができないんだろう。
https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/story/0015/
右京さんのことをあれだけはっきりと覚えているのは、子供がヒーローに憧れるようなものなんだろうな。
自分の相棒が事件の捜査過程で襲われ遂には自殺し、南井がふさぎ込んでいたところに突然現れた右京さん。右京さんはものすごい観察眼と推理力で事件をどんどん進めていった。
その右京さんを見た時の感動や胸の高鳴りがそれだけ南井の中で強く輝いたんだろう。また一緒に捜査をしたかったのは本当だろう。
これまでの事件で「何を言っているのかわからない」と右京さんに言うシーンがあったけど、あれは本当にわからなかったんだ。犯人側にいない時の、捜査をしている南井だったからこそ疑われても心当たりがなかったのか…。
右京さんもさすがに南井に説教をすることもできなかった。
かつて自分が殺した殺人犯の幻を見て「俺を死に引きずり込もうとしている」と怯える南井。「また一緒に捜査しよう!」と笑顔で話しかける南井。右京さんの言う通り、記憶を追いかけて、記憶を掴むために追いかけ続けていたんだろう。
犯人の気持ちになって捜査することに長けている能力はそのままだから、これまでの殺人者たちとも心を通わせることができたんだろう。
逆五芒星事件の犯人を殺した時のように、最後には「犯罪者は許せない」という気持ちで殺していたんだろうな。
犯罪を許せない一方で犯罪者と共に行動し助言も与えたりしていた南井。どういう行動心理かわからない。
しかしそもそも「行動心理」なんて無かったのか。捜査をする南井と、記憶を追いかけ犯罪者を殺していく南井。どちらも存在するのか。善悪の彼岸というか…岸が違いすぎる。
https://post.tv-asahi.co.jp/post-110691/
かつての相棒、かつて一緒に捜査した人が犯人だったばかりか正常な思考をできないようになっているのを見るのは辛いだろうな。
責めたいのに責められない。善意からやった、とか悪気はない、とかそんな次元じゃない。その区別がついていない。東京での逆五芒星事件の再現については、ただ右京さんともう一度捜査がしたいから…という理由だろうな。
警視庁に来てチェスを打ったのも、ニュースを見て連絡をくれたのも、冠城さんに電話をして警告したのも…全て捜査している南井だったのか。
脳が損傷していて正常な思考じゃないとはいえ、犯罪犯して証拠残してないってすごいよ。そこは冷静。
ただ…マリアちゃん死ななくてよかったやん…。先走ってしまったやん…。マリアちゃんが亡くなったことも、すぐに記憶から抜けてしまったから悲しんだりしなかったのかな。
南井十にとって、最後に残った大事な記憶は杉下右京という男のことだけだった。だからそれ以外の記憶はどんどんボロボロになっていってしまったのかな。
最期はシャーロック・ホームズのように
落ちたのは滝じゃないけど、最期はシャーロック・ホームズみたいだな、と思った。
病院抜け出して崖のある山に行くってすごいな。すごいアグレッシブ。
正常な思考の南井に戻った時に、衝動的に行ったのだろうか。右京さんが南井のいるビルに行く前、南井が下を覗いていたのはこの落下の布石だった…のか?
血痕がものすごいらしいから、きっと亡くなってはいる…だろうけど…生きている可能性もあるといえばあるのかな。死体が出ないと…悲しむこともしづらい気がしてしまう。
本当に亡くなったのかな。
殴られてばかりの冠城さん
https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/story/0015/
冠城さん、2話でも殴られてなかった!?
シーズン18では冠城さんがピンチになりすぎでは!? 「冠城さんは死んでしまうのか!?」みたいなヒキが多い気がする。いい加減かわいそうに感じるからやめてあげて!!
南井にとって冠城さんは「今の杉下右京」の相棒であって、それ以上でも以下でも無かったんじゃないだろうか。
https://post.tv-asahi.co.jp/post-110691/
冠城さんの車のそばに逆五芒星を書いたのも、冠城さんを殴ったのも「杉下右京と捜査するために事件を起こす南井」。そして冠城さんに電話をかけたのは、「捜査をする南井」だったということかしら。
なぜ冠城さんの携帯番号でかけたのかは…わからないけどw ちょいちょいダークウェブっぽい知識が出てくるw
冠城さんが犠牲になるかもしれない、となって右京さんがあそこまで怒ってくれるとは。もちろん冠城さんでなくてもあそこまで言うとは思うけど、とても新鮮だった。やっぱり大事だよね。
でも…冠城さんはじっとしていて欲しいけど、自分は標的になってもかまわないってずいぶん勝手だよな…w そりゃ冠城さんも怒るよ! もっと自分を大事にしてもらわないと!!
雑なその他
https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/story/0015/
前回もそうだけど、特命係以外の人たちの扱いが雑では!?w
特に捜査一課の2人の扱いが雑w たまに出てきてちょっと文句言って終わりじゃん! 伊丹さんなんて出番が少ないから、右京さん達の推理だけ当てにして文句まで言ってるし!
確かにいつもそんな感じだけど出番が少なすぎてより嫌な奴に見えてるよ!!w 益子さんの出番も青木の出番も角田課長の出番もあったけど、みんな少なかったな…。
さよなら南井
南井自身の意志で殺しをしたのは、鏡産院の院長先生だけ…ということになるのだろうか。
もらい子殺人なんてしているくらいだし、南井が生き残るためには殺す必要もあった‥‥と思う。でもどうして兄弟とも呼べるような崇さんを被害者にしてしまったんだろう。その辺りでも記憶の混濁があったんだろうか。
南井は元の頭が良いだけに、何かしても「他に理由があるのかもしれない」と思ってしまった。それがそもそもミスリードだったのかなー。
終わり方としては意外というか、
こういう決着!?
という気持ちもあるけど…。「あるかもしれない」という結末。右京さんも南井の記憶にあそこまで鮮烈に残っているなんて嬉しいだろうけど…悲しいだろうな。
南井が落ちたという崖での右京さんの愕然とした顔が印象深いわ。
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コメント
お初です
倫敦からの客人……まさか認知症!? と思って観てました。
しかし、遺体が確認されていない以上、平成の斬り裂きジャックの如くの登場を考えてしまいますね。必ずもう一度現れ、また何らかの犯罪に……と
匿名の方、コメントありがとうございます!
すごい! 想像がついてたんですか!? 私は少しも思わなかったのでとても意外で…悲しかったです。
もう一度現れて犯罪に加担するか…別人として登場して…ということも想像できますね。何にせよ生きてて欲しい!