鈴林です。
◆◇#光る君へ 次回予告◇◆
第十四回「星落ちてなお」
4月7日(日)
[総合] 夜8時00分
[BS・BSP4K] 午後6時00分
[BSP4K] 午後0時40分▼相関図https://t.co/cijjLnpNmQ pic.twitter.com/8QynY6nmrQ
— 大河ドラマ「光る君へ」（2024年） (@nhk_hikarukimie) March 31, 2024
個人的にはこれまでみたいな大きな衝撃は無かったけど、かといって「特に何もない回でした」とも言えない回だった。
安倍晴明っていくつなの！？ もうけっこうな年じゃない！？
光る君へ 14話「星落ちてなお」
兼家の死
「今日は気分が良いから皆を集めた」って言われたら
え？ そんな理由？？？？
って思っちゃうけど、これは「今日は体調が悪くなることもなく、天気も良いし気分も良い」という意味なのかしら。
日常で「気分が良いから呼びだした」って言われたらキレちゃいそうだな、と思ってあたしには平安の世向いて無さそうと感じたわ。
公任も言ってたけど、順当に考えたら長男の道隆が跡を継ぐのはわかりやすすぎるだろ。
そりゃ道兼がしたことは藤原家にとって得なことではあるけれども、だからって長男差し置いて跡を継がせるのもおかしい話だよ。
「跡を継ぐ」以外にも旨味があったかもしれないけど…兼家が言うように「人殺し」を良い位置に置くほど優しくもない…よな。
まぁ…人を殺しておいて普通に生活できるのがまずおかしいんだけれども、平安の世で「人を殺す」なんて穢れMAXなのに尚且つ
「俺が家を継げるはず！！！」
と思える道兼は頭がハッピーすぎる。
何にも知らない道隆はちょっとかわいそうにも思えたけど、これから独裁するらしいし…もうそういう気持ちも無いな…ｗ
しかし父親の喪に服さないだけであそこまで「人でなし」扱いされるものなんだ。
なんだかちょっと意外だった。
まぁ現代でも「親が死んだのに葬式にもいかない」というのはあり得ないけれどもね。
父親が死んだって言うのに、家に女を呼んで酒飲んで遊んでるんでしょ？
しかも「次の日から働かなかった」って……お前…悠々自適じゃん。
この時代に妻から捨てられるってレアケースだと思うんだけどどうなんだろう。
あえて遊女がいるところで離婚持ち出すところが強いなと思ったわ。
明子 呪い成就
明子の呪い、成就してしまったな。
明子の呪いによって死が早まったのかはわからないけど、「人を呪わば穴二つ」というように…子供が流れてしまったのは…呪いの影響なのかしら…と考えざるを得ない。
明子もさすがに道長にちょっと心動いたんじゃないだろうか。
というか「子どもが流れた」というのが「障り」になるってなんなの？？？
失礼すぎん？？？？？？？
とは思うけど、しきたりとかそういうのを無視して心配してお見舞いに来てくれるのは…めっちゃ嬉しいよね。
倫子が正妻ムーブかまして「私も頑張らないと！」って言ってるのがなんか怖かった。
そ、そういうの…いいって…ｗ
直秀 フォーエヴァー
道長ーーーー！！
お前…お前ちゃんと直秀たちのこと覚えてたんだな！！！
忘れてるのかな？ とか思うほどそういうシーンなかったけど、道隆に対して「検非違使の改革案」を出し続けていると聞いたのは嬉しかったよ。
「刑を執行するのめんどいから、罪人はみんな殺してます」って…ざっくりしすぎなんだよな。
いや…そりゃ道隆の言う通り「罪人は罪人」という考え方もできるけど、「みんな殺す」ってのはいくらなんでも…検非違使いらんやんってなるよ。
そりゃ現代でも「こいつは極刑の方が良いのでは？」という人はいるけれども、特に調べたり裁判もせずにみんな殺しちゃうのは…「俺たちバカだから、殺すしかできない」というのと同義な気がしてしまう。
まひろと家ですれ違ったこともあって、新たに頑張ろうと思ってくれていたら嬉しいけど…。
すれ違う時ににらむこと無くない？？？
私は私のために生きたい
ききょうすごくないか？
この時代の女性で「私は私のために生きたい」って言えるのはすごい覚悟だと思うわ。
息子も夫におっつけてしまおうかと思っています、は笑ったｗ
別に子育ては女が絶対にするもの！ でもないしね！！ｗ
まひろの「皆が文字を読み書きできるように」というのと、ききょうの「女であっても働きたい！ 世界を見たい！」というのも…この時代だと
「なーに言ってんだこいつ」
くらいの途方もない夢なんだろうな。
「女」という性別なだけで色々制限されるのめんどくさすぎるぜ。
ききょうにとっても、まひろは自分の夢を否定しないし受け止めてくれると思ったから相談したんだろう。
良い友達みたいになってて観ていて気持ちいい。
馬鹿は馬鹿のままを望む
すごい言い方悪いけど…愚かなものがみんな「利口になりたい」と思っているわけではないんだよね。
「別にこのままでも良いのに、どうして勉強しないといけないのか」と思ってしまう人はたくさんいる。
学校に行っていても、そういう人っていたと思う。
「これを学んだところでどうなるっていうの？ 別に使わなくない？」的な。
この思想を平安に持ち込むと、たねのお父さんのように「俺たちはずっと畑を耕して生きていくんだ。貴族の慰みものにするな！」と…なるのかもしれない。
でも言っていることはわかるんだよ。
確かに畑を耕してずーーっと生きていくとするなら、文字読めなくても良いじゃん。
だって文字使わないもん！ となる。
でも畑で作ったものを売る時とかには…使うかもしれないし…とかそういう考えに及ばないところが……やっぱり馬鹿なのかもしれないよね。
先を見通せない、というか「頭が悪くても良いじゃん別に！！！」と開き直れてしまえるというか…。
機会がないだけで上を望みたい人もいるし、機会があってもなくてもこのままでいいと願う人もいる。
「これまではこれで良かったから、新しいものは必要ない」という考えはとても危ういなと感じた。
画像引用元：大河ドラマ「光る君へ」公式Xより
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