鎌倉殿の13人 35話「苦い盃」感想・ネタバレ 鎌倉のために一番邪魔なのは…

鈴林です。

本編の後の紀行で突然犬出てきて和んだ～～。

内容に全く関係ないけど犬めっちゃ癒される。かわいい。

お前が今週の癒しだよ。和田さんと競うくらいの癒し。

鎌倉殿の13人 35話「苦い盃」

一体誰が政範を殺したんだ！？

平成～令和くらいだと殺人は犯人をだいぶみつけやすいけど、この時代は…めちゃくちゃに難しいだろうな。

まだ刀で斬ってくれたらわかりやすいけど、毒殺だともう誰がやったんだかわからない。

言い訳されたらそれで終わってしまう。

畠山重忠…次郎の息子の重保が見たことを報告してくれたけれども、それもあくまで「見たことを聞いてるだけ」だから証拠がないもんね。

視聴者的には「平賀朝雅が犯人だろ！！」ってわかるけれども、話を聞くしかできないからマジで犯人を捜すのは難しい。

平賀朝雅も畠山重保に疑われてるの知ってるから、りくに「畠山がやったんです～～」って嘘を吹き込むし。

お互いに「こいつなら信じてくれるだろう」相手に相談するからもう収拾がつかない。

平賀朝雅、マジで磔にされて殺されたりしないだろうか。

りくも大事な息子を殺した相手に騙されていると知らないのがかわいそうだわ。

握り飯を食いながら裁縫する奴がいるか？

いませ～～～ん！！

現代でもいない…はず。

ミシンしながらおにぎりを合間に食べる、とかならいるだろうけど手縫いしながら握り飯食うってマジ…どっちかにしろよ！！　という状況だよね。

小四郎はのえに惚れてたんだ…。

太郎は小四郎のことをボロクソに言っておいて、のえの本性を知ってしまったことで「どうして父上は！！」って心配してるのかわいいな。

初は「放っておいたら良いのでは？」ってクールだったｗ

散々「父上はおかしい！」とか文句言ってたのに心配してるからあえて言ったのかもしれないけど、太郎はやっぱり小四郎のこと嫌いになれないんだね。

良いやつ…！

平六に紹介してくれてよかった。

平六も「そうか…なら良い」とか思わせぶりなこと言ってくれて助かったわ。

旦那と旦那の友人の前で平然と嘘をつくような嫁はろくな奴じゃないでしょ。

平六に「指に米粒がついてた」って言われて巻き戻したら、マジで薬指についてたわ。

あれに気づかないって、絶対に縫ってなかったでしょ。

小四郎のことを陰気くさい奴とか言ってるし。（確かに明るい奴ではないけどもさぁ！！）

このままのえと子どもできないまま別れたりしてくれ。

落ち着く和田家

和田さんは裏表がないのが良いよね～～～！！

頼家も和田さんと仁田さんに比企のことを聞いたように、和田さんは「聞いたら教えてくれるまっすぐな人」という印象がみんなの中に刻まれてるよね。

和田さんが「よく言われます」ってちょっと引いた感じで言ってたの面白かったｗ

誰に対しても和田さんらしい返しをするってのはとても良いよな。

太郎と和田さんと実朝でみんな楽しそうに過ごしてるのかわいい。

歩き巫女、という存在よくわからないけど現代で言う占い師的な人なのかしら。

和田さんの甥っ子ってことにして占ってもらうシチュエーションも良いね。

みんな伸び伸びしててかわいかった。

次回はきっとこういうシーン無いから…。

お前だけの悩みではない

大竹しのぶさん演じる歩き巫女は、実朝が和田さんの甥っ子じゃないってわかってそう。

なんなら鎌倉殿であることも知ってそう。

自分のあずかり知らぬところで全てが進み、なんか嫁をもらってしまった実朝。

誰とも知らない相手と結婚してしまったけど、文句を言うこともできないし嫁に帰ってもらうこともできない。

歩き巫女が言っていた「その悩みはお前だけの悩みではない」ってのは嬉しいだろうな。

実朝と同じような悩みをこれまでにも持った人はいるし、これから先も持つ人は生まれるだろう。

実朝だけが苦しいのではない。

何の解決にもならない言葉だけれども「自分だけじゃない」って言われるとなんか元気出ちゃうよね。

このつらさを乗り越えた人がいる、とか思えるからだろうか。

畠山を討て

どうして！！！！！

まだ畠山が犯人だって決まってないのにどうしてりくはあんなに畠山を責めるんだよ～～～！！！！

って思うけど、それはりくのように息子を亡くしてないから言えることなのかしらね。

「可能性がある」というだけで人は人を恨める。

実際にツイッターでも「お前が悪いと聞いた」って感じのことで人を追いつめたりすることあるし。

りくからすれば、畠山が鎌倉の忠臣だからと言っても政範を殺したのなら「そんなことは関係ない」んだろうな。

時政もなぁ…コロコロコロコロ考えが変わる！

小四郎たちに説得されたかと思えば、りくの言葉ですぐに「畠山を討つ！」という考えに変わるし…。

戻ってきた実朝に文書の内容を見せないようにして花押をもらおうとするし。

もう……もうどうしようも無いのかな。

話題変えるの下手くそ政子

政子と大江さんが良い感じになるのは意外だった。

大江さんも奥さん亡くしたって言ってたし、政子も頼朝亡くしてるし再婚もあり…？　なのかしら。

しかしあの場にいた五郎と実衣は気まずそうだったｗ

あんな雰囲気出されたらどうしたら良いんだろうｗ

というかあの場で北条じゃないのは大江さんだけなんだけど、特に違和感なく溶け込んでてちょっとウケる。

もう家族みたいじゃん。

あんまり気まずくなっちゃったから、政子が実衣に

「良いお香ね」

とか急に話振るの笑っちゃったわｗ　下手くそかｗ

実衣も実衣で「何よ急に！」ってちゃんと言うの面白いｗ

乗ってあげる優しさはないｗ

でもちゃんと「京から届けさせたの」って嬉しそうに答えてくれるのチョロくて良いな。

鎌倉のために一番邪魔なのは…

次郎と小四郎の付き合いは長いし、畠山と戦になったら小四郎はつらいだろうな。

時政と次郎の関係だって長いはずなんだけど…時政はもうりくの言うことしか信じてないからな。

苦い盃ってのは、この次郎と小四郎のシーンのことだよね。

平六は「優男やさおとこだが」ってめっちゃ言ってたけど、次郎は覚悟を決めたらスパッと考えを変えられる潔い男なんだろう。

北条が勝利のために何でもできるように、畠山も同じような考えを持っている。

だからこそ畠山重保に疑いをかけられたことへあれだけ怒っていたし、北条が畠山を討つというなら鎌倉を滅ぼしてでも立ち向かうと言ってるんだよね。

起請文を書いて済むことならばもちろん書いてくれるだろうけど、それだけで済まなそうなことは次郎もわかってそう。

次郎が言うように、小四郎も「鎌倉のため」を考えるならば一番邪魔なのは時政だって……わかってるだろうな。

小四郎にとっては父親であり、北条家の当主でもある時政。

でも時政は賄賂をもらって裁きを良いように操作するし、りくの言うことを聞いて良いように動かされてしまう。

家族を守ろうとする良い人ではあるんだけれども、周りに「良い人」が少ないから思うように動かされてしまう。

小四郎もさすがに父親を討つことには気が引けるし、それは言って欲しくなかったんだろうな。

次郎は言葉通り、戦支度をしっかり進めてた。

小四郎の努力・考えは別にして戦になる可能性が高いと考えている…。

あの家で酒飲むのキツイだろうなぁ…。

そして次回予告……。

小四郎の鎧姿とか見られるのは嬉しいけど、他は嬉しくないんよ。

もう戦してたし、サブタイトルも「武士の鑑」って……それ次郎のことじゃないの…？

次郎いなくなっちゃうの悲しすぎるんだが。

なんかうまいこと解決したりしないの…？

画像引用元：https://www.nhk.or.jp/kamakura13/story/35.html

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