鈴林です。久々に相棒8の消化。
新しい相棒がミッチーになった後の3話目ということで、確か当時の予告ですごく壮大に予告されていたような気がする回。神戸さんと老婦人が緑に囲まれてお茶をしている予告の映像をとてもよく覚えている。
珍しく? 花の里に一切行かない回。とても良い話だった。
最後のクレジットで「HP製作」とかじゃなくて「インターネット」という担当があるところに時代を感じるw
相棒8 3話「ミス・グリーンの秘密 」
Youtuberのはしりのような奴ら
殺された野村とラストで殺されそうになった武田は、今のユーチューバーのような奴らだな…と感じた。野村たちが使っていたのはビデオだし録画媒体もビデオテープで、投稿先も視聴者投稿型のサイトだった。
しかしやっていることはユーチューバーに近い、というかほぼそれでは…? 動画を使って有名になりたい、もっとちやほやされたい、人気になりたいという欲求が強すぎて周りが見えなくなるとこうなってしまうのか。
偶然取れたハプニング映像も著作権的にアウトだと思うんだけど、この頃はそこまで肖像権とか著作権に対してうるさくなかった……のかな? 勝手に撮影されて不愉快なのは変わらないけども!
勝手にマンホールに油を塗ってその上を通る人を転ばせたり、勝手にカバンを池に投げ入れて葵さんを池に落としたり…。そんなことをして「勝手に落ちたんだろ!」とか言うなんて…ひどい。悲しかったわ…。
おばあさんだからこそ?
緑さん、ミス・グリーンが葵さんの仇を取るためにここまでしたのは…戦争を生きてきたから、というのもあるんじゃないだろうか、とも思ってしまった。
親を戦争で亡くして姉妹2人で身を寄せ合って生きてきたからこそ、爆弾まで作った。野村の家に行ってオルゴールを取り戻す時までは、そんなこと考えていなかっただろうけどあんな風にされたら…そりゃ…。
野村もさ、「それ持って警察に行くんじゃねぇだろうな?」って…その思考能力があるならカバンを池に落とすのやめればよかったじゃん。おばあさんと話しながらメールで「あのババァ結局池に落ちて死んだらしいぜ」とかうってるし。
ゴミすぎやん…。野村を殺すつもりは無かったとしても、あの連絡の様子や野村の話し方とかを聞いて余計に恨みが募ったんだろう。
ハプニング動画を撮るためなのか知らないけど、のんびり生きている人を殺す理由には絶対にならないしなって欲しくない。
やられたことをきっちりやり返す、というか復讐してやる! と思って爆弾を作るその精神が好き。ネットで調べて薬品もそろえて、爆弾を作り人気のないところに連れて行って自分諸共殺す。
なんかこういう覚悟というか信念は戦争を生き抜いたからなのかな、と感じた。
新芽の神戸さん
ミス・グリーンを見張るはずだったのに早々に本人に見つかってしまうドジっ子神戸さん…w ミス・グリーンも神戸さんが警察だってもちろん知っているし、自分を見張りに来たであろうことも察しがついているだろうし、野村の事件を追っていることもわかっているだろうにそれでも一緒にお茶を飲んだりしてくれるのが優しい。
そして神戸さんにもそう思ったからこそ、お礼の手紙を残したりしたんだろうな。
警察だしミス・グリーンに無理やり事情聴取をしても良い……良いわけではないけど不自然ではない。勝手に下駄箱開けたりはしたけど他の部分では楽しく過ごすことができた。
神戸さんとの数日間はミス・グリーンにとって、「死ぬまでの数日間」だったはず。その数日間を新芽の神戸さんと楽しくお茶をしたり昔話をしたりして過ごすのは輝いていただろう。
神戸さんがミス・グリーンの元に歩いていったのも、元警備部だから射殺を妨害するのに適した場所がわかるからだし、ミス・グリーンが射殺されるところなんて見たくないからだろうな。
「その人を殺しても何にもならない」とかそういうよくある復讐を止める言葉じゃなくて、
あなたに新芽を摘むことはできない
って言ってミス・グリーンを止めるのがかっこいいし、おしゃれだし、心に刺さる。
ラストで右京さんが武田に説教してくれるのもスッとするわ。ミス・グリーンも嬉しそうだった。
画像引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/aibou_08/story/0003/index.html
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